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自宅にいたままクリーニングのお預かりからお届けまでの流れ。お洋服がキレイになる工程をチェック

普段クリーニングを利用していても、預けたお洋服がどのような工程で洗われて手元に戻ってくるのか、意外と知らない方も多いはず。お客様からお洋服をお預かりしてお手元にお洋服を発送するまで、リネットではどのようにクリーニングが行われているのか、リネットお洗濯アンバサダーの近藤さんに詳しく教えてもらいました。

この記事を監修した人

リネットお洗濯アドバイザー 近藤高史

クリーニング歴20年以上のクリーニング師。クリーニング会社の工場長を経て、2014年よりリネットの品質管理部門の現場責任者。メディア出演多数。趣味はランニング大会に出ること。

「クリーニングのプロの視点から、衣類をずっとキレイに保てるお洗濯やお手入れの方法をご紹介します!」

お洋服のクリーニング工程を見てみよう!

リネットでは、どのような流れでお洋服がクリーニングされ、キレイになって手元に戻ってくるのか、その工程をのぞいていきましょう。

お洋服を預けてから手元に届くまでのポイントとともに紹介していきます。

1.荷受け

まず、リネットでは毎朝、お客様からお預かりしたお洋服の入ったダンボールや袋を、配送業者から受け取るところからスタートします。

2.荷分け

工場に届いたお洋服をスタッフが仕分けしていきます。リネットの場合、お客様の情報をもとに、お届け日に合わせてお洋服を管理しています。お届け日の早いものから順番にクリーニングを行うことができるように、ここできちんと仕分けをしていきます。

3.検品

検品は、いわばお洋服のコンディションチェックです。お洋服のシミの有無や箇所、ほつれがないか、安全にクリーニングを行うことができるかどうかなど、お洋服の状態を1点ずつチェックしていきます。

シミがあった場合には、お洋服にシミチェックタグをつけて、洗浄前にシミ抜きを行います。ここで、お客様が依頼したオプション加工の有無についても、あわせて確認します。

リネットではお預かりしたお洋服を、独自開発のシステムで管理しています。検品したお洋服の情報をPCに入力し、お洋服の情報とタグの番号を紐付けて、タグ番号を採番します。クリーニング中やお客様にお洋服を届けるまでは、こちらで採番したタグ番号とお客様のお洋服の情報を紐づけているので、間違いがないよう、しっかりと管理ができるんです。

4.タグ付け

検品で採番したタグ番号を元に、実際にお洋服にタグを付けていきます。検品の際に商品の状態を確認していますが、タグ付けの段階でもう一度チェックを行い、確認漏れがないかダブルチェックを行っています。

お洋服を実際にクリーニングするときは、ドライクリーニング・水洗い、お洋服の色などによって仕分けをして洗浄するため、同じお客様の注文でもお洋服はそれぞれ別々に工程を進んでいきます。クリーニングが終わってから、最後に同じ注文のお洋服を集めるので、タグがないと誤配や紛失が起こってしまう可能性が。そのため、タグ付けはとても重要な作業なのです。

ここまでの作業が終わったら「検品メール」を送信します。検品メールでは、お洋服のタグ番号やシミがあった箇所などを、お客様にお知らせしています。また、洗浄前にお洋服にほつれが発見された場合など、安全に洗浄することが難しいと判断された場合には、洗わずにご返却させていただく旨もあわせてご連絡します。

5.シミ抜き

検品の際に行ったシミチェックタグを元に、シミがある箇所は、無料の範囲内で全てシミ抜きを行っていきます。

リネットには店舗がないため、お客様と対面でコミュニケーションをとることができません。注文の際にお客様と実物を見ながらシミの確認をできない分、リネットではお客様が気づいていなかったシミまで処理しています。

6.仕分け

洗浄前にお洋服をドライクリーニングするものと水洗いするものに分けていきます。お洋服によっては、ドライクリーニングも水洗いも可能なものがありますが、その場合にはお洋服の汚れや状態を見て、どの洗い方でクリーニングを行うべきかを仕分け担当者が判断しています。

ドライクリーニングについて詳しくは「【実験】ドライクリーニングと水洗いはココが違う!クリーニングに出すときのポイントは?」をご覧ください。

7.洗浄

ここでようやくお洋服を洗う工程に入ります。お洋服はドライクリーニングと水洗い、それぞれ専用の洗濯機で洗っていきます。

ドライクリーニングは有機溶剤を使用するため、お洋服を傷めにくく油性の汚れもよく落ちます。水洗いは溶剤と水を使用し、汗などの水溶性の汚れをよく落とすことができます。生地の種類や色移りが起きないように、同じような素材、色のものと一緒にクリーニングをしています。

8.乾燥

お洋服を洗い終わったら、次に乾燥に入っていきます。ドライクリーニング、水洗いのお洋服で、それぞれ乾燥時間が異なるため、乾燥機も別々に使用しています。

また、お洋服によって乾燥方法も変えています。熱とともに回転させながら乾燥させる「タンブラー乾燥」と、クローゼットのようにハンガーにかけている状態で乾燥をし、型崩れを防止する「立体乾燥」があり、お洋服によって最適な方法を選択して乾燥させます。

9.仕上げ

乾燥が終わったら、衣類に合わせたプレス機と手作業のアイロンを使った仕上げの作業へ。

例えば、ジャケットはプレス機の蒸気で余計なシワをとり、さらにパリッと仕上げるために手作業のアイロンプレスも行います。セーターや冬物のコートなど、毛玉とりや毛とりが必要なものは別レーンに分けて、後ほど処理を行います。

10.毛玉取り、毛取り

毛玉取り、毛取りの必要な衣類は、プレスなど仕上げが終わったら、専用の毛玉取り機やブラシなどを用い、丁寧に毛玉と毛や糸くずを取っていきます。

11.包装

仕上げや毛玉取りや毛取りが完了したら、1点ずつ包装します。基本的には全自動で包装されています。

12.アッセンブリー

アッセンブリーとはお客様のお洋服の誤配送や紛失を防ぐために、バラバラにクリーニングされていた衣類を、注文ごとにタグの番号順に並べていくことです。お客様の注文ごとに洋服がまとめられることで、次の工程で行うピッキングがしやすくなります。

13.ピッキング

検品時にお客様のお洋服の情報と紐付けたタグ番号を元に、お洋服をピッキングしていきます。

14.出荷(発送作業)

リネットでは、発送時に印刷する配送伝票とお客様の注文情報が紐づく独自システムを使っているので、配送伝票を読み込むとPC上に、お客様の情報が出てきます。この情報を元に、本当にお洋服が全て揃っているかどうかをチェックするために、ひとつずつタグのバーコードを読み込んでいきます。バーコードを読み込み、その注文のお洋服ならピンポーン、別の注文のお洋服を読み込むとブッブーと音が鳴って知らせてくれます。

全てのお洋服が揃ったら、丁寧に梱包して、配送業者にお洋服をお渡しします。この際にお客様に発送メールを送信し、お洋服が問題なくクリーニングされた旨、到着時期などについて、お知らせをします。

そして、お客様が申し込みしたお届けの日時、お時間にお洋服が届きます。

まとめ

リネットでは、毎日、多くのお客様から大切なお洋服を預かっているので、工場のスタッフはミスがないように1点ずつ丁寧に取り扱っています。リネットのクリーニングはネット完結型ですが、スタッフはお客様の顔を思い浮かべながら一生懸命衣類をキレイに仕上げています。まだリネットを使ったことがない方も、ぜひ一度利用してみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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