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お気に入りと出掛ける お気に入りを分かる 【トークイベント】スタイリスト大山旬さんが語る「ビジネスでファッションを武器にする」方法とは?

2017-12-08

株式会社お金のデザイン、KEI株式会社、株式会社ホワイトプラスの3社は11月28日、トークイベント「ネクタイ外しても、戦えますか?ファッションを武器に変える方法」を東京・渋谷のBOOK LAB TOKYOで行いました。特別ゲストにパーソナルスタイリストの大山旬氏をお招きして、メンズファッションをもっと楽しむためのヒントなどをうかがいました。

「ビジネスシーンで何を着たらいいのかわからない人」が増えている

お金のデザイン・北澤氏(以下、北澤) まず、最初のテーマは「ビジネスシーンにおけるファッションの重要性」です。スーツはユニフォーム的なところがありますよね。私は前職が金融機関だったのですが、とにかく白いシャツと青いシャツ以外は着るなと言われていました。場合によっては、お客様のコーポレートカラーと同じ色のネクタイをつけていましたね(笑)。そういったビジネスの場において「何がファッションなのか」ということを、大山さんからお話しいただければと思います。

パーソナルスタイリスト・大山旬氏(以下、大山) ファッションは、ビジネスとあまり関係ないと思いませんか。ファッションとビジネスは本来、関係性が薄いはずです。相手に一番失礼がないのはスーツスタイルで、みなさんはこれまでスーツを着てこられたと思うのですが、ここ数年はクールビズの影響でカジュアル化しています。夏にネクタイを締めて、ジャケットを羽織って出社している人はだいぶ減ったと思いますね。

北澤 夏にネクタイを締めて、ジャケットを羽織っていると「暑苦しいからやめて」なんて声もありますよね。

大山 そうですね。むしろ、推奨していない方が多いと思うんですよね。僕のお客さんである、会社の経営者や堅めのお仕事をされている方でも、バリッと決めたスタイルではなく、少し着崩したビジネスカジュアルを教えて欲しいという方が多くいらっしゃいます。

北澤 これまでは、吊るしのスーツに白いYシャツを着て、ネクタイを締めてと言われていました。それがいきなり“ビジネスカジュアル”と言われても難しいですよね。

大山 スーツは分かりやすいんです。ジャケットを着て、シャツを着て、ネクタイを締めれば、何と無くカタチができますよね。でも、ビジネスカジュアルはルールが明確ではないので、わかりづらいです。難しいと思いませんか。

北澤 そう思います。ネクタイを外したときに、インナーが見えるのがカッコ悪くて……それでいつも悩むんですよね。

大山 クールビズの登場で、ビジネスシーンで何を着ればいいのか悩む人は、すごく増えました。そこで何を着るべきか、専門家に聞きたいという声が出てきたわけです。

ファッションは僕たち人間の“パッケージ”

大山 みなさんは、湖池屋の「プライドポテト」をご存知でしょうか。これは従来のお菓子のパッケージと比べると、明らかに違いますよね。サイズもスリムになって、スタイリッシュな仕上がりです。あとは明治の「ザ・チョコレート」。これもインテリアショップに置いてありそうな、ステキなデザインだと思います。

お菓子は、実際に食べてみないと美味しいかどうか分からないじゃないですか。じゃあ何で手に取るかというと、雰囲気で「これは美味しそうだな」とか「いつもと違うな」と感じたからだと思います。最近、このようなデザインにこだわった商品が増えてきました。ホームページなんかもそう。お金のデザインさんは、新しくてセンスのいいページになっていますよね。もしこれが古臭いページだったら、革新的なサービスをやっているというイメージが湧きづらいですし、ワクワク感というのが出ないと思うんですよ。

そして僕たち人間にとっての“パッケージ”って何だろうとなったとき、やはりそれは“ファッション”なんですよね。その人の雰囲気次第で、良い仕事してくれそうだなとか、逆にあまり仕事ができなさそうだとか、そういったことがあると思うんです。ビジネスにおけるファッションは、趣味の範疇から、だんだん仕事の範疇に入ってきているんじゃないかなと感じます。

北澤 ファッションといっても、それがツールであり武器であるということですね。

大山 どうせ何か着なきゃいけないので、それをうまく使った方がいいんじゃないかというのが、僕の提案なんです。

ビジネスシーンのファッションならサイズ感にこだわるべき

大山 ビジネスシーンでは、あまり派手なものは着れないですよね。ではどこで、ファッションにこだわるのかというと、やはり“サイズ感”だと思います。シャツにしても、ぴったりサイズが合っている方が見栄えがいいです。

北澤 シャツのサイズ感について、KEIの増田さんにお話をお伺いできればと思います。

KEI・増田氏(以下、増田) 例えば、スポーツをしていた人は肩幅が広かったりしますよね。既製品は大多数の人に合うように作られているので、少しゆとりがあるんですよ。その分、首に合わせると肩が狭かったり、肩に合わせるとお腹周りが出ていたりします。肩幅が広い人が既成シャツに合わせようとすると、だいたい他の部分が合わなくて野暮ったく見えます。逆にサイズが合っていれば、雰囲気がガラッと変わります。イタリアの有名な生地を使うよりも、サイズを合わせた方が相手に与える印象が大きく変わります。サイズを合わせた上で、生地やボタンにこだわるのがいいと思います。

ブランドネームではなく、服が持つ背景に対価を支払いたい人が増えている

北澤 弊社はエンジニアが多いんですが、彼らはTシャツを着るんですよ。私も日々、デスクワークをしているときはそうです。なぜなら、スポーツと一緒でTシャツだと身体を動かしやすいし、疲れません。Yシャツを着るとなると、結構疲れると思うんですよね。

増田 そう思いますね。僕も普段はTシャツばっかり着ています。もともと、シャツは嫌いです(笑)。なぜなら、シャツは強制的に着せられている感じがするんです。義務で着ているからサイズも合っていないし、見栄えも気に入らないんですよね。ただ、ちゃんと自分で選ぶと“高揚感”があると思います。服は機能性だけじゃなくて、高揚感が大切だと思います。服を着ていて、いかに自信を持てるか。自信が持てるとオーラが出ると思うんですよ。

北澤 わかります!新しいシャツを着て、会社に行くと気合が入りますよね。

増田 そうですよね。そういった気持ちを表現できたらいいなと思います。

北澤 リネットの中島さんはいかがですか。

弊社・中島(以下、中島) 洋服を着たときに高揚感が高まるということは、新品の洋服を着たときには必ずあると思うんですけど、それが2〜3回着ていくと洋服がクタクタになって残念な感じになってしまいます。クリーニングというアフターケアを通じて、お気に入りの洋服を身にまとう高揚感をくりかえし味わってもらうのが、僕らのサービスにとっての重要なミッションです。

あと“清潔感”も大事だと思うんですよね。シャツがピシッとしているとか、ジャケットのシワが取れているとか、クリーニングを通じてもっと良くなると思います。僕たちのクリーニング工場に行くと、ファストファッションの洋服もたくさんあります。高くない洋服でもキレイに着ていれば、カッコよく着られると思いますね。

北澤 私も若い頃にいいスーツを着たくて、高級店に通ったりもしていました。でも今は、ファストファッションでも普通に着こなしている人がいて、高いスーツは授業料だったのかなと思います(笑)

大山 最近の傾向で、30〜40万円するような高級ブランドのスーツを着たいという社長さんは、私のお客さんではほとんどいないです。むしろブランドもののほうが恥ずかしいという方が多いです。ブランド云々ではなく、何年もの歴史があって、背景がちゃんとしている商品の方が魅かれるという方が多くなっている印象があります。ブランドネームで価格が上がることに、納得していない人が増えていますね。

北澤 私は1度、ドイツのブランドで5万円のTシャツを買ったことがあるんですけど、洗濯をしたらピチピチになってしまいました。そのあとは母親が5年間も着続けましたけど(笑)

大山 この価格の意味がわからないというものが、ファッションには結構ありますよね。価格が明確になっていないから、お金を払わないという方が今後も増えていくんじゃないかなと思います。

ビジネスカジュアルでおすすめしたいスタイリングのポイントは?

北澤 では、次に「ファッションを武器にするスタイリング」をテーマに話を進めたいと思います。

大山 まず、一番ベーシックなスタイルとして“ネイビーの無地ジャケット”を紹介したいと思います。これさえあれば、他のジャケットはいらないくらいなので、まず持っておきたいアイテムですね。次にボトムスを選ぶのですが、グレーのスラックスもありですし、ベージュ系のチノパンでもOKです。メインのジャケットを持っているだけで、パンツを変えれば2パターンのスタイルが作れますよね。そしてシャツですが、これもすごく重要です。どこがポイントになるのかというと、それは「襟(えり)」です。

レギュラーカラーはもともと、一番オーソドックスでした。量販店でも売っていますし、通販でも安く売っています。レギュラーカラーは、ネクタイを締めればいいのですが、ノーネクタイで第一ボタンを開けると収まりが良くないんですよね。ビジネスカジュアル用のシャツとして使うのは、なかなか難しいです。ビジネスカジュアルでよくやりがちなのが、いつものスーツにいつものシャツで、ネクタイを抜いただけというスタイルです。

北澤 僕もよくやってしまいますね。

大山 レギュラーカラーだと、Vゾーンの中にエリがうまく収まらなくて、見栄えが悪くなってしまいます。レギュラーカラーはネクタイをするためのシャツとして扱い、ビジネスカジュアルでは着ない方がいいですね。

では何がいいかというと、“ワイドカラーシャツ”です。これは襟の角度が、レギュラーカラーに比べて、だいぶ広く作られています。このシャツはネクタイを入れてもいいですし、ネクタイをしないで第一ボタンを開けても収まりがいいです。

また、エリの部分を固定している“ボタンダウンシャツ”もおすすめです。上にジャケットを着ても、しっかりとエリの部分が固定されているので、見栄えがいいんです。

ときどき、黒に近いネイビーのジャケットの下に白シャツを合わせるコーディネートを見かけます。でも、これだとネクタイを外した感じがしてしまうんですよね。「ネクタイ忘れたのかな」というような、物足りない印象を受けます。ビジネスカジュアルで着るシャツは、白ではなくて色や柄を入れたほうが、バランスを取りやすいと思います。

北澤 どのような柄を取り入れればいいんですか。

大山 例えば“ギンガムチェックシャツ”は、単体だと子どもっぽく見えたりするのですが、ジャケットを羽織るとチェックの見える分量が少なくなって、キレイな仕上がりになります。もっと一般的なのはストライプ系のシャツです。ネクタイがないときに柄モノを取り入れるのは、一つの手だと思いますね。

北澤 どこまで柄を入れたらいいのかという問題もありますよね。

大山 チェックは柄が大きくなると少し難しくなるので、まずは小さめのチェックを取り入れた方がいいと思います。デニムシャツも使いやすいです。ジャケットを羽織ってもバランスがいいですし、白パンにも合います。

北澤 白パンを履くのは勇気がいりますよね。

大山 そうですね。カジュアルな格好がOKな会社であれば、白パンを履く方は結構いらっしゃいますけど、デニムシャツも意外と使いやすいのでおすすめです。チノパンに合わせるのもありだと思いますよ。

北澤 勉強になりますね。

大山 あとはジャケットとシャツの間に、ベストやカーディガンなどを入れるとオシャレ度が増します。ツルツルしたベストだと、バーテンダーみたいになってしまうのでちょっと危険です。ベストでも表地と同じ生地のものがあるので、そういったものなら脱いでも問題ないですね。それが冒険的だと思うのであれば、カーディガンなら間違いないです。

北澤 その場合は、ジャケットの下にカーディガンを着るんでしょうか。

大山 そうですね。カーディガンの場合は日常的にやっている方も多いので、難易度も高く無いと思います。

この冬は“ニット”を取り入れよう

北澤 では、次に「この冬おすすめのスタイリング」について。大山さん、お願いします。

大山 ジャケットの下に着るのは、シャツという方が圧倒的に多いと思うんですけど、これをニットに変えてみるのがいいと思います。

北澤 ニットですか、カッコいいですね。

大山 ニットはどんな体型の方でも似合います。ただ着ている本人としては、最初はしっくりこないと思いますが。

北澤 ジャケットの下に着るものだと薄手のやつですかね。

大山 そうですね。厚みのあるニットをジャケットの下に着るのは、動きづらいので、薄手のものがいいと思います。

北澤 足元について、冬に足首を見せるのはどうでしょうか。

大山 必ずしも見せる必要はないと思います。オシャレな人やファッション業界の人だと、足元を見せる着こなしをする方がいらっしゃいますけど、冬場は寒いので靴下を履いていただいても問題ないと思います。

北澤 靴はどうでしょう。例えば、Yシャツを着ているときには黒い靴を履いたりしますけど、ニットを着ているときに革靴はどうなんでしょうか。

大山 ニットのときは、スエードの靴がおすすめですね。ブラウンのスエード靴なんかは相性が良いと思います。

また、“タートルネック”をジャケットの下に着るのもおすすめです。トレンドでもあるんですが、雰囲気が変わりますね。今あるジャケットとボトムスで、タートルネックだけ取り入れてみるのも面白い組み合わせかなと思います。

北澤 これは多少ピタッとした方がいいんでしょうか。

大山 はい、フィット感のあるものを選んだ方がいいと思います。ネイビーのジャケットに対して、黒のタートルネックを入れるとバランスがいいのかなと思います。

北澤 ジャケットもパンツも細身のものがいいんでしょうか。

大山 サイズ感においても流行があって、ここ数年はずっとタイト目がトレンドになっていますね。ここ1〜2年はタック入りのパンツが増えてきています。

ネクタイ選びにもこだわろう

北澤 次は、「逆にネクタイ選びも大事?ネクタイ選びのポイント」をテーマに話しましょう。

大山 ビジネスカジュアルでも、ネクタイをする場面は増えてきていると思います。まさに今日の私がそうです。ネイビーのジャケットとグレーのパンツで、ネクタイを締めています。あえてネクタイをすることで、かしこまった雰囲気を出すことができますしね。

北澤 ネクタイ選びは難しいですよね。私はあったものを締めているだけです(笑)。

大山 着崩したときのネクタイは、通常の光沢感があるようなネクタイではなく、フランネル素材のような厚みがあって秋冬に合いそうなものがいいかなと思います。ニットタイもカジュアル感が出るので、おすすめですね。

北澤 大山さんが着ているシャツは、ボタンダウンですか。

大山 私のシャツはタブカラーといって、エリの部分が小さくまとまっています。これは、襟の下にボタンがあるんですね。英国調のタブカラーが、ここ数年のトレンドにもなっています。ファッションは襟の形で流行が表れやすいところがあるので、そこを注目すると面白いと思いますね。

北澤 大山さんのネクタイはフランネル素材ですか。

大山 はい、ディンプルもしっかりとつけています。ディンプルはネクタイの真ん中に凹凸をつけるスタイルなんですが、雰囲気が変わるのでやってみるのもいいですね。

北澤 こういったネクタイはどこで売っているんですか。

大山 安いところだと「ザ・スーツカンパニー」などで売っています。ネットだと、「タイステーション」というお店などで売っています。

北澤 では、わざわざ高級店に行かなくてもいいと。

大山 そうですね。ネクタイは利幅が大きいビジネスと言われているので、コストパフォーマンスが良いところで選ぶべきだと思います。

まとめ

大山さんのお話を通じて「ビジネスカジュアルって何?」という悩みも、解消したのではないでしょうか。ファッションは人間の“パッケージ”。そのパッケージをステキに見せるのも、残念なものにしてしまうのも自分次第です。せっかくなら自分のパッケージをうまく活用して、ビジネスでファッションを武器にしてみてください!

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