こんにちは。リネットマガジン編集部の中の人です! 就職と同時に実家を離れ、本格的に家事を始めたばかりの家事ビギナーです。
洗濯が面倒な理由を考えてみたでは、私がもっとも嫌いな家事である「洗濯」がなぜ面倒なのかをまとめました。そして、洗濯には多くの面倒な工程が詰まっていることが分かりました。
洗濯が面倒なときの究極の解決策としては、衣類を預けるだけで洗ってくれる「クリーニング」があります。しかし読者の皆さんの中には、「洗濯で済むならそのほうが節約になるし…」と思う方もいるかもしれません(というのも、私も節約派だからです)。
そこで今回は「自宅の洗濯とクリーニング、それぞれのメリット」というテーマで、料金を払ってまで使う意味が本当にあるのかを考えてみます。宅配クリーニングサービスを運営している立場としては禁断とも言えるテーマに、私の主観で切り込んでいきます。
自宅で洗濯するメリットとは?
自宅で洗濯すると安い

自宅で洗濯機を回したときにかかる水道代と電気代は、1回あたり数十円。洗剤や柔軟剤を含めても、洗濯1回分の費用はとても安く済みます。
対してクリーニングは、1着あたり数百円〜数千円かかります。費用だけを考えるなら、自宅の洗濯は圧倒的に安いと言えます。
衣類を店舗に持ち運ぶ必要がない

クリーニングが面倒と感じる理由の一つが、衣類を店舗へ持ち運ぶ必要があることです。預けるときと受け取るとき、合計2回店舗へ行く必要があります。
衣替え時の大量の衣類や、小さなお子さまを抱えての持ち運びは特に負担になります。
洗濯完了までが早い
洗濯なら最短半日で済むものが、クリーニングだと翌日以降の受け取りになるのはデメリットです。
急ぎ対応の即日仕上げがある店舗もありますが、追加料金が必要だったり、加工が頼めない場合があります。
クリーニングに出すメリットは?
デリケートな衣類が洗える
自宅では洗えない、傷みやすい衣類もクリーニングなら洗えます。その大きな理由が「ドライクリーニングができる」点です。
ドライクリーニングは水ではなく有機溶剤を使って洗うため、衣類への負担を抑えられます。

ウールのコート、スーツ、カシミヤ、シルクなど、水洗いだと縮みや色落ちが起こりやすい素材も、ドライクリーニングなら安心です。
衣類に合った洗い方で形崩れ・縮みを防げる
クリーニングでは衣類の状態や表示に合わせて洗浄方法を選びます。そのため、形崩れや色落ちなどのトラブルを防ぎやすいのが特徴です。

例えば、自宅で洗うとペシャンコになりやすいダウンジャケットも、工場の大型乾燥機で空気を含ませながら乾かすため、ふっくら仕上がります。

油性汚れを落としやすい

ドライクリーニングは、水洗いで落ちにくい油性汚れを落としやすいという特徴があります。
- 皮脂
- 食用油
- チョコレート
- 口紅
黄ばみ対策になる
水洗いで落ちにくい皮脂汚れは、放置すると黄ばみの原因になります。ドライクリーニングなら皮脂を落としやすいため、黄ばみ予防に効果的です。
アイロンで美しく仕上げてくれる
クリーニングでは仕上げにアイロンでシワを伸ばし、衣類に合わせて仕上げ機を使うため、自宅よりも美しく仕上がります。


↑ ジャケットの仕上げ機
ジャケットやプリーツスカートなど、自宅でアイロンが難しい衣類も、プロの技術で新品のように仕上がります。
正しい方法で染み抜きしてくれる

染み抜きは専門的な技術が必要です。クリーニングでは染みの種類を見極め、適切な薬剤と手順で処理するため、生地を傷めずに染みを落とせます。
オプション加工ができる
衣類に合わせて、以下のような加工を追加できます。
- 撥水加工
- 汗抜き加工
- 花粉ガード加工
- 折り目加工
加工を付けることで、服が長持ちしやすくなる、着心地が良くなるなどのメリットがあります。
洗濯の工程をすべてお任せできる
クリーニングに出せば、洗濯の面倒な工程を丸ごとお任せできます。
洗濯が面倒な理由を考えてみたで挙げた10以上の「洗濯の面倒」も、クリーニングに出すだけで解消できます。
クリーニングと自宅の洗濯は役割が違うので、どちらも必要!
ここまで、自宅の洗濯とクリーニングのメリットを紹介しました。比較してみると、それぞれ得意なことや役割がまったく異なることが分かります。
肌着やタオルなど毎日使う衣類は自宅の洗濯で十分。一方、きれいに着たい・長持ちさせたい衣類はクリーニングが最適です。洗濯の面倒を省きながら仕上がりを良くしてくれるのもクリーニングの強み。適切に使い分けていくのが賢い選択です。

なお、「クリーニングは持ち運びが面倒」と思う方も多いですが、宅配クリーニングならその手間を解消できます。
店舗クリーニングと宅配クリーニング、メリットとデメリットを大解剖!では、それぞれの特徴を詳しく紹介しています。