ディオールの魅力とメンテナンスの重要性
「レディ ディオール」に代表されるエレガントなデザインと、繊細な素材使いが魅力のディオール(Dior)。
世代を超えて愛されるバッグですが、その美しさを維持するためには、素材に合わせた適切なケアが欠かせません。
特にラムスキンやキャンバス素材は、日常のちょっとした習慣で寿命が大きく変わります。
まずはお手持ちのバッグがどのタイプか確認し、最適なメンテナンスを行いましょう。
ディオールの代表的なモデル
- レディ ディオール(Lady Dior): 正方形のフォルムに「カナージュ(格子柄)」のステッチと、持ち手のチャームが特徴のアイコンバッグ。
- ブックトート(Book Tote): 全面に美しい刺繍が施された、四角いキャンバス地のトートバッグ。「オブリーク(ロゴ)」柄が定番です。
- サドルバッグ(Saddle Bag): 馬の鞍(サドル)のような独特の曲線フォルムと、フタ部分に付いた「D」型の金具が目印。
- ディオール カロ(Dior Caro): ふっくらとしたキルティング革のチェーンバッグ。「CD」の形をした留め具(クラスプ)が特徴です。
- 30 モンテーニュ(30 Montaigne): かっちりとした箱型のショルダーバッグ。フラップ(蓋)にある大きな金属の「CD」ロゴが目立ちます。
- レディ D-ライト(Lady D-Lite): レディ ディオールの形はそのままに、素材が全て「キャンバス刺繍」になっているモデル。
- トゥジュール(Toujours): くたっとした柔らかい革のトートバッグ。大きな格子柄のステッチと、口を留める細いストラップが特徴。
素材別:日常のお手入れ方法
ディオールのバッグは、モデルごとに使用されている素材が大きく異なります。
長く愛用するためには、それぞれの特性に合わせたケアが必須です。
ラムスキン(レディ ディオール、カロなど)
ディオールの代名詞とも言える、きめ細やかでふっくらとした羊革素材です。
非常にデリケートなため、摩擦と水分には特に注意が必要です。
- 基本の乾拭き: 使用後は、柔らかい乾いた布(綿素材のクロスや、着古したTシャツの切れ端など)で優しく乾拭きします。
ゴシゴシ擦ると表面の艶が損なわれるため、撫でるように拭くのがポイントです。 - カナージュステッチのケア: 特徴的な「カナージュ(格子柄)」のステッチの溝には、ホコリが溜まりやすいです。
柔らかい馬毛ブラシなどで優しくブラッシングし、汚れを掻き出してください。 - 注意点: 水に濡れるとすぐにシミになります。
雨の日の使用はできるだけ避け、万が一濡れた場合は、吸水性の高い布で押さえるように水分を取り除いてください。
オブリーク ジャカード・キャンバス(ブックトート、サドルバッグなど)
「ディオール オブリーク」柄が織り込まれたジャカード素材や厚手のキャンバス地は、革に比べて汚れが繊維の奥に入り込みやすいのが特徴です。
- ブラッシング: 織り目に入り込んだチリやホコリは、黒ずみの原因になります。
使用後は必ず全体をブラッシングし、ホコリを払い落としてください。
特に「刺繍(エンブロイダリー)」部分は毛羽立ちやすいため、力を入れすぎないよう注意しましょう。 - 持ち手(ハンドル)のケア: ブックトートなどの持ち手は、直接手で触れるため皮脂汚れが蓄積しやすく、放置すると黄ばみ(黄変)の原因になります。
汚れが気になるときは、固く絞った布で叩くように拭き取りますが、決して擦らないでください。 - 防水スプレー: 購入直後や定期的に、布製品用の防水スプレーをかけておくと汚れ防止になります(必ず目立たない場所でテストしてから行ってください)。
パテントレザー・エナメル(レディ ディオールなど)
ガラスのような美しい光沢が魅力ですが、指紋がつきやすく、湿気によるトラブル(ベタつき)が起きやすい素材です。
- 指紋・曇りの除去: 皮脂や指紋がついたまま放置すると、酸化して跡が残ることがあります。
使用後はメガネ拭きのような目の細かいクロス(マイクロファイバークロス)で、入念に拭き上げてください。 - 保管時の注意: パテントレザーは、他の革製品やビニール袋と長時間密着させると、色が移ったり(色移り)、表面が癒着したりします。
保管の際は必ず不織布の袋に入れ、他のバッグと距離を空けて置いてください。 - NG行為: 一般的な革用クリームや防水スプレーは、表面の光沢を曇らせる原因になるため、絶対に使用しないでください。お手入れは「乾拭き」のみが基本です。
カーフスキン(30 モンテーニュ、ボビーなど)
牛革の中でも希少なカーフスキンは、滑らかな「ボックスカーフ」や、粒状の加工を施した「グレインドカーフスキン」などがあります。
- 保湿ケア: ラムスキンよりも丈夫ですが、乾燥するとひび割れや深いシワの原因になります。
革の表面がカサついていると感じたら、デリケートクリームを少量塗り込み、保湿を行ってください。 - 傷(スクラッチ)対策: 特に滑らかなボックスカーフは爪傷がつきやすいです。
浅い傷であれば、指の腹や柔らかい布で優しく揉み込むようにマッサージすると、革の油分で馴染んで目立たなくなることがあります。
長く美しく保つための保管方法
- 型崩れ防止: バッグの中に「あんこ(詰め物)」を入れます。
新聞紙はインク移りのリスクがあるため、無地の紙や不織布、または専用のバッグピローを使用してください。 - 湿気対策: 通気性の良い不織布の保存袋に入れて保管します。
購入時の箱に入れっぱなしにすると湿気がこもり、カビの原因になるため避けましょう。 - 保管場所: 直射日光や蛍光灯の光が長時間当たらない、風通しの良い場所に立てて保管します。
ブックトートなどは横に寝かせると型崩れの原因になります。
よくあるトラブルと対処法(セルフケアの限界)
- ラムスキンの角擦れ・色褪せ: 柔らかい革は角が擦れやすく、色が薄くなることがあります。
市販の着色クリームは色ムラのリスクが高いため、セルフリペアは推奨されません。 - キャンバスの黄ばみ: ハンドル部分などに汗や皮脂が染み込むと、時間が経ってから酸化して黄色く浮き出てくることがあります。これは通常の洗濯では落とせません。
- カナージュステッチのほつれ: 糸がほつれた場合、無理に引っ張ったり切ったりせず、専門家による補修が必要です。
プロに任せるべきタイミング
「ハンドルの黒ずみが目立ってきた」「全体的にくすんで見える」「角が白っぽくなった」と感じたら、プロによるメンテナンスのタイミングです。

リネットではかばんの宅配クリーニングを行っています。
ディオールの繊細なラムスキンの補色(リカラー)や、ブックトートのキャンバス地のクリーニング実績が豊富です。
素材の風合いを損なうことなく、熟練の職人が一点一点丁寧に洗浄・修復を行います。
かばんリネットでは、ディオールなどブランドバッグはもちろんのこと、種類や素材を問わず全てのバッグ、リュック、財布、ポーチのクリーニングが可能です。
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アート作品のような刺繍が美しいDiorのブックトート。
デザインが可愛いだけでなく収納力も高いので、個人的にはライブ会場の「現場バッグ」としてよく見かけます。(いつか私も持ってみたい…)
ですが、キャンバス素材は一度汚れるとご自宅で落とすのが本当に難しい素材です。
利用頻度が多いとその分汚れのリスクも高くなるので、こまめなケアでバッグの寿命を延ばして長く愛用してくださいね!
※トップ画像はAIで生成したイメージです