セーター・ニット・サマーニットの洗い方・干し方・保管方法｜縮まないコツをプロが解説

冬に活躍するセーターやニット、そして夏に涼しく着られるサマーニット。

この記事では、自宅でできる正しい洗い方を紹介します。縮みや毛玉を防いで、次のシーズンもきれいに着られるようにしましょう。

今回はリネットお洗濯アンバサダーの近藤さんに、おうちで出来るセーターやニット（サマーニット含む）の洗い方を教えてもらいました。

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まずは洗濯表示をチェック

おうちでセーターやニット、サマーニットを洗う前に必ず確認したいのが「洗濯表示」。

• 「家庭での洗濯禁止」マークがあるもの
• スパンコールなどの装飾や革がついているもの

これらは自宅で洗うのは難しいため、クリーニングに出すのがおすすめです。
洗濯表示の見方については下記もご覧ください。

→ 新洗濯表示の意味は？よく見るマークを分かりやすく解説！

洗うときに必要なもの

セーターやニット、サマーニットは、必要な道具を揃えることで自宅でも洗うことができます。

• 桶（洗面台や風呂桶でもOK）
• おしゃれ着用洗剤
• 洗濯ネット（畳んだニットがぴったり入るサイズ）
• 柔軟剤（必要に応じて）
• ゴム手袋

セーター・ニット・サマーニットの洗い方のポイント

大切なのは次の2つです。

1. おしゃれ着用洗剤を使うこと
2. 手洗いでやさしく洗うこと

この2つを守らないと、傷みや毛玉の原因になってしまいます。

洗い方の手順（セーター・ニット・サマーニット共通）

1. きれいに畳み、洗濯ネットに入れる

   幅と厚みがぴったり収まるネットを使用しましょう。

   

2. 桶に水とおしゃれ着用洗剤を入れて手でかき回す

   手荒れ防止のため必ずゴム手袋などを着用してください。

3. 押し洗いする

   ネットごと桶に沈め、やさしく押し洗いします。汚れが気になる場合は10分程度つけ置きを。

   

4. すすぎと弱脱水

   洗濯機の「一番弱い設定」（弱脱水など）で1分脱水します。

5. 柔軟剤仕上げ（お好みで）

   桶に新しい水と柔軟剤を入れ、もう一度押し洗い。その後、再び「弱脱水」1分。このときに残った水を使うのはNG。セーターやニットに雑菌がついてしまうので、必ず綺麗な水を使ってください。

   桶の水を捨てて、もう一度「弱脱水」1分を行って、洗濯は終了です！

6. 干す

   必ず「平干し」をしてください。セーター・ニット・サマーニットは、平干しネットを使うのがベストです。サマーニットも同様に、形崩れ防止には「平干し」が欠かせません。

   ハンガーを使って干すと、肩にハンガーの跡がついたり、袖や裾が伸びてしまうので絶対に避けるようにしましょう。

どうしても平干しネットがないという場合は、ソファーの背もたれやビーズクッションを使って干す方法がおすすめ。やり方は次の通りです。

1. ソファーの背もたれやビーズクッションにバスタオルを敷く
2. その上に洗ったセーターを広げて置く

   

3. 窓などを開けて、風通しをよくして干す

平干しネットはネット通販や100円ショップなどでも販売しているので、ひとつ持っておくと便利です。

サマーニットの洗い方で注意すべきポイント

サマーニットは薄手で形崩れしやすいため、以下に注意してください。

• 洗剤を手でしっかりかき混ぜて溶かす
• 絶対に揉まない、擦らない！やさしく押し洗いを徹底する
• 平干しは特に重要。重みで伸びやすいため、必ず水平に干す

自宅で洗えないセーター・ニット・サマーニット

以下に該当するものは、デリケートな素材で自宅で洗うことが難しいので、クリーニングに出すことをおすすめします。

• ウール、カシミヤ、アンゴラなどの獣毛繊維
• スパンコールやビーズ付き
• 革がついているもの

宅配クリーニング「リネット」なら、自宅にいながら簡単に依頼可能。手間なく安心です。

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保管方法も大切

次のシーズンも気持ちよく着るために、保管にも注意しましょう。

• 変色防止：必ず洗濯してから収納し、紫外線を避ける

  汗が残ったまま保管をしていたり、日光や蛍光灯などの紫外線に長時間当たった状態が続くと変色してしまいます。保管前には必ず洗濯をして汗を落として、紫外線に長時間当たらないように干してから保管しましょう。

• 虫食い防止：食べかすや染みを残さない。圧縮袋を使うと虫よけ＋収納効率UP

  虫は食べカスや染みの残留物に寄せ付けられます。食べかすや染みは洗濯で取り除くことができるので、しっかりと洗浄することが重要です。

  圧縮袋は密封して空気が入らない環境を作ることで、虫も入ってこられなくなりますし、クローゼットにも衣類をたくさん収納できるようになるのでおすすめです。

圧縮袋に入れたセーターやニット、サマーニットは、袋から取り出してスチームアイロンなどをかけてあげると、シワをしっかり取ることができます。

• 畳んで保管：ハンガーは形崩れの原因になるのでNG

  干すときと同様、ハンガーを使うのはやめましょう。伸びる原因になるので、必ずセーターやニット、サマーニットは畳んだ状態で保管してください。

まとめ：セーターやニット、サマーニットを長持ちさせるには

• セーター・ニット・サマーニットは「おしゃれ着用洗剤＋手洗い＋平干し」が基本
• 自宅で難しい場合（獣毛・装飾付きなど）はクリーニングを活用
• 保管前には必ず洗濯し、変色・虫食い対策を忘れずに、保管方法も大事
• デリケート素材や装飾付きはクリーニングへ

正しい洗い方と保管で、お気に入りのセーターやニット、サマーニットを長く楽しみましょう。

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