洗濯の知識

かばんリネットのひと工夫 日光も温風も使わない“やさしい乾燥”の理由

今回の記事では、かばんリネットの乾燥工程をご紹介します。

かばんクリーニングの仕上がりや、お届け後の使用時にも重要なのがこの「乾燥工程」。かばんリネットでは、日光にも温風にも頼らず、送風による陰干し乾燥を徹底しています。

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温風を使わない工夫

※画像はイメージです

温風を使わない「送風」による乾燥が、バッグの素材を守るための大切な工程となります。

温風で急激に乾かすと・革が硬くなる、縮む・芯材や縫い目がゆがむといったトラブルが起きやすくなります。

革そのものの“油分・水分バランス”を守るため。

革には天然の油脂や水分が含まれており、これが抜けるとカサカサになったり、裂けやすくなったりします

急激に高温で乾かすとその油分も一緒に失われ、革が硬くなったり、縮んだりする恐れがあります。 

複合素材であるバッグ全体への影響

バッグは革だけでなく、芯材・ライナー・裏地・金具・ステッチなどが組み合わさった構造です。

温風により一部の素材だけが急速に乾燥すると、素材間の収縮率のズレから「変形」「歪み」「接着剥がれ」が発生しやすくなります

日光に当てない工夫

※画像はイメージです

「日光」の下で乾燥させると、洗剤の成分や皮脂汚れが紫外線と反応し黄ばみや色あせの原因につながります。

かばんリネットでは日光を避け、素材を傷めずに内部までしっかり乾く陰干し乾燥を徹底しています。

「お気に入りのバッグをできるだけ長く、美しく使っていただきたい」という想いから、時間を短縮せずにこの工程を守っています。

最適な乾燥環境「湿度25〜35%」をキープ 

※画像はイメージです

乾燥室の湿度は、25〜35%の最適ゾーンに保ちながら、バッグに負担をかけない乾燥を行っています。

湿度が高いとカビやニオイの原因になり、低すぎると革の油分が失われて硬くなってしまいます。

素材の風合いを守りつつしっかり乾く最も良い湿度帯を常にキープ。

センサーで確認しながら、丁寧に仕上げています。

気になったことはオンライン相談をご利用ください

「どれくらいきれいになるか」「お品物に合うクリーニング方法は何か」など、職人が丁寧にご説明します。気になる点があれば、オンライン相談をご活用ください。

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大切なカバンやバッグにはリネットのクリーニングがおすすめ

皮革製品のクリーニング実績が豊富

累計30万点以上の皮革製品クリーニング実績がある専門工場と提携。熟練の職人が丁寧に仕上げます

本来の美しさを保つための乾燥工程

日光にも温風にも頼らず、送風による陰干し乾燥を徹底しています

編集部

編集部コメント

クリーニングの後にどのように仕上がっていくか、お客様には見えない部分ですが、しっかりこだわって、徹底して工程を回しているんですね。

自宅で軽く汚れを拭いたり、洗ったりすることもありますが、同じように陰干し乾燥で仕上げたいと思います。

※トップ画像はAIで生成したイメージです

  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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