水沢ダウン（ALLTERRAIN MIZUSAWA DOWN）のダウンジャケットは、クリーニング店でのウェットクリーニングが推奨されています。自宅で洗わずクリーニングに出しましょう。その際、どんなクリーニング店を選べばよいのか、料金相場と共に解説します。
目次
水沢ダウンのメンテナンスは注意が必要
水沢ダウンは、特殊な縫製や接着技術を用いているため、設計上避けられぬ寿命があります。
寿命を縮めないために正しくメンテナンスしましょう。
メーカーはクリーニング店でのウェットクリーニングを推奨しています。
水沢ダウンの寿命は5年前後と考えられます
水沢ダウンのダウンパックは、ポリウレタン系のバインダー（接着剤のようなもの）を用いた熱圧着縫製で作られています。このポリウレタン系の樹脂は加水分解により2～5年で脆くなり、最終的には剥離します。
よって、製品寿命は約5年と考えられています。
水沢ダウンのウェブサイトにも「一般的にはポリウレタン系の樹脂の耐久年数は約2年から5年」と明記されています。
また、「製造から5シーズン以内の製品で製造上の不具合や加工の剥離が見られた場合に、商品代金の返金対応」という対応からも、経年劣化による剥離が起こりえることを実質的に認めていると解釈できます。
水沢ダウンは、洗濯でより傷む？
ポリウレタン系樹脂の加水分解は、空気中の水分によって分子構造が分解されていく現象です。洗濯を避けても延命効果はないので、汚れは溜めず定期的にメンテナンスしましょう。
ただし、5年で必ず剥離が起こるわけではありません。
公式サイトの「よくある質問」では製品の耐久年数について「ご使用状況によってはより長くお使いいただくことも可能です」と書かれています。
水沢ダウンのダメージを抑える洗い方とは
ポリウレタン系樹脂の加水分解を止めることはできませんが、分解を促進させる洗い方、剥離を進行させる洗い方を避けてリスクを最小限にすることはできます。
クリーニング店では、水温、洗剤、乾燥温度などを最適にコントロールしています。また、脱水時や乾燥時も剥離を誘発する摩耗をできるだけ抑える工夫をします。
クリーニングに出して剥離が起きたら
製造5年以内の製品はメーカーの補償が受けられます。まずはメーカーにご相談ください。
5年以上経過している製品は、すでにリスクが高い状態です。
事故賠償は個別に協議することになりますが、剥離は製品設計上の特性のため、誰がどうクリーニングしようといずれ避けられぬこととお考えいただく必要があるかもしれません。
見た目では内部の劣化具合はわからないため、多くのクリーニング店では事前説明によってリスクをご了承いただいての受け付けとしています。
リスクを避けるため、水沢ダウンに限らずシームレスダウン全般を受け付けないクリーニング店もあります。
水沢ダウンには、トラブルが起きやすいモデルもある
特にダメージが出やすいモデルも存在します。
洗濯機や乾燥機を使うとほつれや剥離が起きることが分かっているモデルは、ウェブサイトに製品番号が記載されています。洗濯表示に従うことが大前提ですが、特にこれらに該当するモデルは繊細な扱いが必要です。
水沢ダウンのウェブサイトで確認しましょう。
水沢ダウンを出すなら、専門のクリーニング店がいい？
先に述べた通り、シームレスダウンを受け付けているクリーニング店では特性を理解した上でリスクを最小限に抑える洗濯方法を取っています。
つまり、信頼できるお店であれば特殊なクリーニング店でなくても問題ありません。リネットでも水沢ダウンの取り扱い実績が多数あります。
以下、3つの選択肢を挙げます。ご自身に合うものを選んでみてください。
1. ダウン専門のクリーニング店
ダウンの性質に合わせた取り扱いに特化しています。ボリュームの復元に手作業の工程を入れているところが多く、人件費がかかるぶん、料金は割高です。
2. 高級ブランド専門のクリーニング店
シルクやビーズ刺繍といった繊細な素材や縫製、縫い付けられた皮革や金属といった難素材、リペアなどに対応できることが強み。このような特殊なアイテムでなければ、高級クリーニングに出すメリットは薄いかもしれません。
また、価格は高く、日常使いにはハードルが上がります。
3. 一般的なクリーニング店
一般的なクリーニング店でも、ダウンに適した洗濯・乾燥の技術は有しています。
衣類は汚れを溜めないことが長持ちのコツなので、料金が手頃なのは重要なポイント。シーズン終わりだけでなく、汚れが気になったときに気軽にケアできます。
水沢ダウンの一般的なクリーニング料金の相場
| ダウンジャケット（ショート丈） | 3,000～8,000円 |
| ダウンジャケット（ミドル丈） | 3,000～9,000円 |
| ダウンジャケット（ロング丈） | 3,500～10,000円 |
| ファー付きの追加料金 | 1,500～4,500円 |
※リネットマガジン編集部調べ（2025年7月現在）
一般的なクリーニング店の場合の相場です。
丈の分類基準はクリーニング店によって異なるため、こちらは目安とお考えください。
水沢ダウンをクリーニングに出すならリネットがおすすめ
ブランドによる追加料金がない
多くのクリーニング店では、水沢ダウンを引き受ける際に「高級品」や「特別品」といった名称でブランドによる追加料金が発生します。
リネットでは、どのブランドでも追加料金がありません。基本のクリーニング料金だけでなく、追加料金も含めて比較してください。お得です！
無料で再仕上げができる
汚れ落ちなど気になる点があれば、無料で再仕上げができます。
受取から30日以内と、再依頼までゆとりもあります。
再仕上げ後もご満足いただけない場合は、返金いたします（受取から14日以内に連絡）。
お手頃価格で便利な宅配が使える
リネットは宅配クリーニング専門店です。貴重なお休みを潰さず、自宅にいながらいつでも利用できます。
水沢ダウンを今は着用中で、すぐには出せない方へ
真冬は水沢ダウンを頻繁に着るため、「今はクリーニングに出せない！」という方も多いと思います。
ただ、春先に一斉に出すタイミングで慌てないためにも、信頼できるクリーニング店だけは今のうちに決めておくと安心です。
また、急に寒くなって着始めたけれど、臭いや汚れが気になったり、ダウンが潰れ気味であまり暖かくならなかったりして、「やっぱり今すぐ出したいな…」という方には、リネットのプレミアム会員サービスを利用すれば最短5日後のお届けも可能です。
ご自身のタイミングに合わせて、無理のない方法を選んでみてください。
避けた方がよいお店は、極端に安いお店、事前の説明がないお店です。
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