目次
はじめに
1948年、フランス・パリで創業したロンシャン(LONGCHAMP)。
なかでも「ル・プリアージュ」は、軽量なナイロンと上質なレザーを組み合わせたデザインで、世界中から愛される定番バッグです。
毎日使えるタフさが魅力の一方で、「丈夫だから雑に扱っても大丈夫」と思っていると、レザーパーツの黒ずみや内側のベタつきなど、取り返しのつかないダメージが蓄積されていることがあります。
この記事では、ロンシャン公式サイトに基づいた素材別の正しいお手入れ方法と、ついやってしまいがちなNG行為、そして自宅では対処が難しいトラブルについて解説します。
この記事でわかること
- コレクション別の素材構成と、丸洗いがNGの理由
- ナイロンとレザーそれぞれの正しいお手入れ
- 良かれと思ってやってしまいがちなNG行為とその理由
- ロンシャン特有の経年劣化トラブルとプロに相談すべきタイミング
💡 汚れや傷みが気になっている方へ
「持ち手が黒ずんでいる」「内側がベタついてきた」など、自宅での対処に不安がある方は、素材を傷める前にプロへご相談ください。
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お手入れ前に確認!コレクション別の素材構成
ロンシャンのバッグは、コレクションによって素材が大きく異なります。
まずはお手持ちのバッグの素材を確認しましょう。
| コレクション名 | メイン素材 | レザーパーツ |
|---|---|---|
| ル・プリアージュ オリジナル | リサイクルナイロン | 持ち手・フラップ・底部 |
| ル・プリアージュ コレクション | キャンバス | 持ち手・フラップ |
| ル・プリアージュ エクストラ | 本革(レザー) | バッグ全体 |
| ル ロゾ | 本革(グレインレザー) | バッグ全体 |
ル・プリアージュ オリジナルに代表されるナイロン素材のバッグは、「軽くて水に強い」というイメージから丸洗いされる方が多くいます。
しかし、ナイロン部分は水に強くても、レザーパーツへの水の浸透・内側コーティングの剥離・型崩れのリスクがあるため、ロンシャン公式は浸水を推奨していません。
洗濯表示も多くの製品で「洗濯不可」となっています。
お手入れは「素材ごとに正しい方法で行う」が基本です。
【素材別】ロンシャンバッグの正しいお手入れ方法
ここからは、ロンシャン公式が推奨するケア方法を素材別に解説します。
ナイロン・キャンバス部分のお手入れ
日常のケア
使用後は、清潔で柔らかい布を水で湿らせて固く絞り、表面を軽く拭き取ります。
その後、乾いた布でしっかり水気を拭き取り、ハンドルを下向きにして、19〜25度の室温で自然乾燥させてください。
※ハンドルを上にして吊るすと、水分を含んで重くなったバッグ本体の重力で、濡れたレザーのハンドルが伸びて型崩れしてしまうため
(風通しの良い日陰で、セーター用の平干しネットの上や、乾いたタオルの上に逆さまにして置くのが安全です)。
汚れが目立つ場合のケア
スポンジや柔らかい布に、中性の白色石けんと少量の常温水を含ませ、全体を均等に叩くようにして湿らせながら汚れを落とします(輪ジミを残さないため)。
この際、絶対にレザーパーツを濡らさないよう注意してください。
時間を置かずに湿らせた布で石けん成分を拭き取り、さらに乾拭きで余分な水分を取り除きます。
その後、上記と同じようにハンドルを下に向けて乾燥させます。
※丸洗いはロンシャン公式では推奨されていません。どうしても行う場合は自己責任となります。
レザーパーツ(持ち手・フラップ・全体)のお手入れ
日常のケア
乾いた清潔な布で、優しく乾拭きして表面の汚れや皮脂を取り除きます。
ナイロン部分を拭いた濡れた布でレザー部分を拭かないよう注意してください。
定期的な保湿ケア
ロンシャンの公式サイトでは、レザーのお手入れに「サフィール社(Saphir)のユニバーサルレザーローション」を推奨しています。
※パテント、スエード素材を除く。また、ナイロンやキャンバス生地に付くとシミになるため注意してください。
💡 お手入れの手順
- 少量のローションを布に取り、円を描くようにバッグに馴染ませてクリーニングします。(グレインレザーの場合はきれいなソフトブラシを使用できます)
- さらに少量のローションを追加し、均一になるよう馴染ませて栄養分を補給します。
- 19〜25度の室温下で、2〜8時間程度乾燥させます。熱源の近くや直射日光は厳禁です。
- 最後に、セーム革やコットンクロスを用いて磨き、ツヤを出します。
※ローションを使用する前は必ず目立たない箇所でテストしてください。
「ル・プリアージュ」は通勤バッグなどで普段使いしやすいイメージですが、丈夫なナイロン部分に比べて、持ち手やフラップのレザーパーツは繊細で、日々の皮脂や摩擦でじわじわとダメージが蓄積します。
使用後の乾拭き1分が、数年後のバッグの状態を大きく左右します。
ちょっとした習慣を積み重ねて、お気に入りのバッグを長く美しく使い続けてくださいね。
良かれと思ってやっていませんか?やりがちなNGケア
「キレイに保ちたい」という気持ちから、以下のようなお手入れをしたことはありませんか?
ついやってしまいがちな行動が、バッグの寿命を縮める原因になることがあります。
- 洗濯機での丸洗い
- 色付きクリーム(靴墨・カラークリーム)の使用
- レザー部分への防水スプレーの直接噴霧
- 雨に濡れたまま荷物を入れて放置
- アルコール除菌シートでの拭き取り
ロンシャンのバッグは洗濯機で丸洗いできる?
ナイロン素材のバッグを「洗濯できる」と思って洗濯機に入れてしまうのは危険です。
強い水流と回転でレザーパーツが変形・劣化し、内側のコーティングが剥離してベタつきの原因になります。
また、乾燥機の熱はさらに深刻なダメージをもたらします。
色付きクリーム(靴墨・カラークリーム)を使うのはNG
「レザーケアに靴用クリームが使える」と思って、色付きの靴墨やカラークリームをフラップや持ち手に塗ってしまうのは危険です。
ロンシャン公式が推奨しているのは無色のレザー用クリームのみです。
色付きクリームはレザーに塗料が定着し、均一に仕上がらず色ムラや変色を引き起こすことがあります。
また、一度染み込んだ色は自宅では取り除けないため、取り返しのつかない状態になるリスクがあります。
レザーパーツのケアには、必ず無色のレザー専用クリームをお使いください。
汚れ防止に防水スプレーを全体に吹きかけてもいい?
ナイロン部分への防水スプレーは有効な場合がありますが、レザーパーツへの直接噴霧はシミや色ムラの原因になることがあります。
使用する場合はフッ素系スプレーを選び、レザー部分はマスキングするかスプレー後すぐに乾拭きするなど慎重に扱ってください。
雨に濡れたバッグをそのまま放置するのはNG
雨に濡れたまま鞄の中に荷物を入れたまま放置すると、内側に湿気がこもりカビの発生につながります。
帰宅後は荷物を取り出し、しっかり乾燥させることを習慣にしましょう。
また、急激な乾燥はレザーの油分を奪い、ひび割れや変色を引き起こします。
直射日光やドライヤーでの乾燥は避け、風通しの良い日陰(19〜25度の室温)での自然乾燥を徹底してください。
手軽なアルコール除菌シートでサッと拭いてもいい?
手軽に汚れを落とせるように見えますが、アルコール成分がレザーの染料や油分を奪い、繰り返し使用するうちに色落ち・ひび割れの原因になります。
また、ナイロン部分の撥水コーティングを劣化させる可能性もあります。
綺麗な状態をキープ!正しい保管方法
毎日使用しない場合やシーズンオフの保管時は、以下の手順を守ることで型崩れやカビ・劣化を防ぐことができます。
💡 保管方法のポイント
- 中身をすべて取り出し、汚れを払う
- 荷物を入れたまま保管すると重みで型崩れが起きます。
- バッグの形状に合わせて保管する
- ル・プリアージュ(ナイロン/キャンバス製)は、平らに広げた状態(折りたたんだ状態)での保管が公式で推奨されています。
- フルレザーバッグなどの場合は、形を保つために内側に無地の薄紙などを詰めてください。
- 付属の保護バッグに入れる
- ビニール袋は湿気がこもりカビの原因になります。
- 付属の布袋などを使用し、ショルダーストラップは擦れを防ぐためバッグの中に入れるか外に出しておきます。
- 直射日光・極端な環境を避け、19〜25度の室温で保管する
- 車のトランクや密閉されたクローゼットの奥など、高温多湿になりやすい場所への保管は避けてください。
自宅では解決しにくい、ロンシャン特有のトラブル
ロンシャンのバッグには、長年の使用によって生じやすい特有のトラブルがいくつかあります。
以下のトラブルは自己流のケアで悪化させてしまうリスクが高いため、早めにプロへご相談いただくことをおすすめします。
- フラップ・持ち手のレザーの黒ずみ・色落ち・スレ
- ナイロン部分の黄ばみ・臭い
- カビの発生
- 内側コーティングの剥がれによるベタつき
フラップ・持ち手のレザーの黒ずみ・色落ち・スレ
日々の使用で皮脂や汚れが蓄積しやすい部分です。
自宅での強い拭き取りはかえって色落ちやスレを悪化させることがあります。
ナイロン部分の黄ばみ・臭い
長年の使用や汗・皮脂の蓄積により、白や淡い色のナイロンが黄ばむことがあります。
臭いが染み付いている場合も、自宅ケアでは取りきれないことが多いです。
カビの発生
湿気の多い環境での保管や、汚れを落とさずしまい込んだ場合に発生しやすいです。
カビは表面だけでなく繊維の奥まで根を張るため、自己流のケアでは再発するリスクが高く、プロへの依頼が安心です。
内側コーティングの剥がれによるベタつき
ロンシャンに特有の経年劣化トラブルとして広く知られています。
一度コーティングが変質・剥離してしまうと、素材そのものが変質しているためクリーニングでの対応が難しくなるケースがあります。
「なんとなくベタつく気がする」「内側が少し剥がれてきた気がする」という初期段階で早めにプロへ相談することが、バッグを長く使い続けるための最善策です。
ロンシャンのクリーニングは「かばんリネット」がおすすめ
以下のような症状が出たら、ご家庭でのケアでは難しいサインです。無理にいじらず、プロのクリーニング業者へ相談しましょう。
こんな症状が出たらプロに相談
- 持ち手やフラップのレザーが黒ずんだり、スレて色落ちしている
- ナイロン部分に黄ばみや皮脂・汗の臭いが染み付いて取れない
- 内側がベタついている、または剥がれ始めている(早めの相談が重要)
- カビが発生している
- 自宅ケアを試みたが汚れが落ちない
ロンシャンのバッグを清潔で美しい状態に保つなら、「かばんリネット」にお任せください。
かばんリネットでは、職人がナイロンとレザーそれぞれの素材に合わせた最適な方法で丁寧にクリーニングいたします。
ご家庭では落としきれない持ち手の黒ずみや汚れの蓄積なども、プロの技術で美しく仕上げます。
また、「内側がベタついてきた」「カビが生えてしまった」など、変質が進む前の早期相談が、バッグを長く使い続けるための最善策です。
状態が進行する前にぜひ一度ご相談ください。
※バッグの状態によってはお客様のご要望にお応えできない可能性がございます。予めご了承ください。
まずは無料相談から
※トップ画像はAIで生成したイメージです