目次
はじめに
——「使いたいけど、状態が悪くて使えない...」そんなバッグが、ご自宅のクローゼットに眠っていませんか?
こんにちは。
桜は満開の時期よりも、花びらが少し散って青葉が混じった頃の「葉桜」が好きな、リネット編集部の深尾です。
昨年より開始したカバンのクリーニングサービス「かばんリネット」では、先日「ご家族の想い出のカバンを、もう一度使えるように。」をテーマにモニター企画を実施しました。
今回は、その企画にご参加いただいたK様のクリーニング事例と、親子の絆を感じた温かみ溢れるインタビューの様子をレポートします。
こだわりの詰まったオーダーメイドのバッグ
今回K様からお預かりしたのは、昨年亡くなられたお父様が大切に愛用されていたという、オーダーメイドの革のバッグ。
お父様のご趣味だったカメラや文庫本が入るようにと、形やサイズ感までこだわりの詰まった、世界に一つだけのバッグでした。
インタビューにて
K様:
昨年亡くなった父が愛用していたバッグを、娘が「使いたい」と言ってくれて。
クリーニングできるところがないか探していたところでした。
オーダーで作った大切なバッグを、大好きだった孫が使い続けてくれたら、父もきっと喜ぶだろうなと思い今回応募しました。

娘さんとご一緒に、お父様の遺品を整理していた際に見つけたという、こちらのバッグ。
オーダーメイドのためショルダーの長さは調整できなかったものの、まるで娘さんが使ってくれることを待っていたかのように、娘さんの背丈にぴったりのサイズだったそうです。
ところが、見つかったお父様の形見は、長年の愛用による汚れやスレがあり、そのままでは使えない状態でした。
経年劣化により全体的に革が傷み、型崩れも起きていたのです。


インタビューにて
深尾:娘さんは、なぜこのバッグを使いたいと思ったのでしょうか?
K様:父は娘のことをすごく可愛がっていました。娘も父の家によく遊びに行っていて、一緒にいる時間が長かったと思います。
娘さん:
おじいちゃんの家に行くと、いつもたくさんお菓子をくれました。すごく優しかったです。
「じいじが使ってたかばんだったら、私も使おうかな」と思いましたが、白い汚れなどがあって「使いたいけど使えない」と諦めていました。
時を越えて再び息を吹き返したバッグ
「使いたいけれど、使えない」。そんなお二人の想いにお応えするため、かばんリネットの職人が丁寧にメンテナンスを行いました。
こだわりの詰まったバッグを傷めないよう丁寧に汚れを落とし、職人の細やかな補色技術を施したことで、お父様のバッグはまるで当時の姿を思い出すかのように、綺麗な状態に蘇りました。



お母さんから娘さんへ。—— 引き継がれる大切なバトン
仕上がったバッグは私の方で心を込めてラッピングさせていただき、まずはK様へお渡ししました。

ラッピングを開けた際、お二人が同時に「わあ!」と驚きと喜びに満ちたお声を上げてくださったのが、とても印象的でした。
その後、綺麗になったバッグはK様の手から娘さんへとプレゼントされました。
お父様の想い出の品とともに「親子三世代の絆」がしっかりと繋がれた、とても温かい瞬間でした。

インタビューにて
K様:
すごい...綺麗。ありがとうございます。父も喜ぶと思います。
元々このバッグをオーダーメイドで作ってもらうという話を父から聞いていて、完成した当時のバッグも見せてもらっていたんです。
それから使い込んで、だんだんボロボロになっていく様子も見ていたので.....
完成した当時の状態と同じくらい綺麗になっていて、本当に感動しています。
娘さん:
「使いたいけど使えない」と思っていたけど、今見たらすごく綺麗になっていてびっくりしました。
このバッグを使って、これからいろんなところへ行きたいです。
K様:
自分と同じように「思い入れのあるバッグを綺麗にしたい」という人はたくさんいると思います。
ただ「どこまで丁寧にクリーニングしてくれるのか」「本当に綺麗になるのか」がわからないので、なかなか一歩を踏み出せずにいるのでは...と。
K様のおっしゃる通り、大切なものだからこそ「任せて大丈夫かな?」と不安に思う方も多いはずです。
かばんリネットでは、そんな不安を解消するため、無料でオンライン相談を実施しています。
そもそものクリーニングの可否判断から、実際のクリーニング内容や仕上がり予想まで、専門スタッフが丁寧にご説明いたします。

大好きなじいじへ。—— 娘さんとの絆
インタビューも終わりに差し掛かろうとしたところで、K様からとても不思議で、そして心温まるお話を伺いました。
インタビューにて
K様:
父が亡くなったのが昨年の4月で、その年の8月に娘が不思議な体験をしたんです。
周りに誰もいなかったのに、娘が誰かに触られた感覚があったようで。
その触れ方が「いつものじいじの触れ方」で、明らかに指の感覚があったそうです。
それに、夢にも、娘が見る夢にしか父は出てこないんです。

お話を聞き、娘さんとお祖父様の目には見えない素敵な絆に胸がいっぱいになりながら、同時に私も、自分の祖父のことを思い出していました。
私の夢に亡くなった祖父が出てくることは滅多にありませんが、今でも祖父が遺したバッグや洋服は大切に使い続けています。
実は、今回K様からお預かりしたバッグも、私の祖父のバッグと形や雰囲気がよく似ており、担当させていただいたことに、どことなく運命のようなものを感じていました。
私事で恐縮ですが、いつも私の生活を応援してくれていた祖父にも、この記事や皆様の温かい想いが届くといいなと思います。
おわりに
まずは、今回モニターとして素敵なお鞄とエピソードにご協力いただいたK様と娘さん、本当にありがとうございました!
そして、最後まで記事をご覧いただいた皆様、誠にありがとうございます。
ご自宅のクローゼットにも、「状態が悪くて使うのを諦めかけているけれど、想い出が詰まっていてどうしても手放せない」というバッグは眠っていませんか?
もし「もう一度使いたい」と願う大切なバッグがありましたら、ぜひかばんリネットにご相談ください。
お客様の大切なバッグがご家族の想いを繋ぎ、これから先もたくさんの新しい想い出を刻んでいけますよう、かばんリネットが心を込めてお手伝いさせていただきます!
無料相談について

綺麗に蘇ったお祖父様の形見バッグを身につける娘さん。とってもお似合いでした!