マーモットのアイテム別お手入れ方法を解説【ダウン・ジャケット】

人気ブランドアイテムのケア方法をご紹介します。

今回は、人気アウトドアブランド「マーモット（Marmot）」のウェアのケア方法です。マーモットのウェアは、アウトドアシーンはもちろん、タウンユースでも愛用している方も多いでしょう。いくら高機能なアイテムでも、着用頻度が高くなると劣化しやすくなってしまいます。

お気に入りのウェアを長く愛用するためにも、毎日のお手入れ方法や保管方法をチェックしましょう。

そもそも「マーモット」とはどんなブランド？

Marmot（マーモット）の始まりは、創業メンバーであるエリック・レイノルズ氏とデイヴ・ハントリー氏の学生時代にまでさかのぼります。

当時、彼らはアラスカの氷河を研究するプロジェクトで知り合い、氷上での授業を快適に行うためのウェアと、マイナス45度まで使用できるスリーピングバッグを考案。そして1974年にトム・ボイス氏を加え、コロラド州で「Marmot（マーモット）」が誕生しました。

創業から2年後、マーモットはアウトドアブランドとして初めて「GORE-TEX（ゴアテックス）」を採用したスリーピングバッグやウェアを展開し、その名が世界に広まりました。現在では、アメリカだけでなく世界49か国に製品を展開しています。

同社は “FOR LIFE” のフィロソフィーのもと、“生命を守り、生還できるプロダクト” を作り続けるアルパインブランドとして、世界中の冒険家たちから信頼されています。

ここでは、特に人気の高い「超はっ水ダウンジャケット」と「ゴアテックス素材のジャケット」のケア方法をご紹介します。

このジャケットに使用されているダウン（羽毛）は、超はっ水加工が施されているのが大きな特徴です。

通常のダウンは、雨や雪で濡れると中の羽毛が水を吸収してダマになり、保温性が低下します。しかし超はっ水ダウンは、水をはじいてダマになりにくく、保温性や通気性を長く保てます。

毎日のお手入れも重要です。見た目がきれいでも、ダウンは湿気や汗を吸い込みやすく、放置すると保温性が下がります。着用後は風通しのよい場所でハンガーにかけて乾燥させましょう。その後、ダウンをほぐすように軽く叩くとふっくら感が戻ります。

黒ずみや皮脂汚れが目立ちやすいカラーの場合は、定期的にクリーニングに出すのがおすすめです。

ご家庭での洗濯は避けましょう。ダウンは浮きやすく、ムラなく洗うのが難しいためです。ただし、襟ぐりや袖口、ポケット部分の皮脂汚れは、クレンジングオイルで優しく落とすとよいでしょう。

季節の変わり目に保管する際は、蛍光灯による色焼けを防ぐため、必ずクローゼットの中に収納しましょう。クリーニング後の「しまい洗い」をしてから保管するのが理想です。

※「しまい洗い」については、「しまい洗い」が大事な理由とポイントもチェックしてください。

クローゼットがない場合は、畳んで保管しても構いません。ただし、使用前には必ず吊るしてふんわりさせてから着用しましょう。

こちらのジャケットは、防水耐久性・防風性・透湿性・耐久はっ水性を備えたゴアテックス素材を採用しています。使用を重ねてはっ水効果が弱まってきたと感じたら、クリーニングではっ水加工を施すのがおすすめです。

撥水加工の詳細は、撥水加工の効果をご覧ください。

ゴアテックス素材は、擦れた部分が白くなることがあります。着用後は畳まず、必ずハンガーにかけて保管しましょう。

洗濯の際は、洗濯機に液体洗剤を入れ、ぬるま湯（40℃以下）で洗い、2回すすぎ、短時間で脱水します。乾燥は吊り干しで行いましょう。タンブラー乾燥は避けてください。襟ぐりや袖口の皮脂汚れは、クレンジングオイルで優しく落とすのが効果的です。

このジャケットはドライクリーニングも可能ですが、同じゴアテックス素材でもアイテムによっては非対応のものもあります。洗濯表示を確認しましょう。

衣替えの際は、ダウンジャケットと同様にクリーニングで「しまい洗い」をしてからクローゼットで保管します。ただし、畳んでしまうとシワがつくため、ハンガーに吊るして保管しましょう。

今回は、マーモットの「超はっ水ダウンジャケット」と「ゴアテックス素材のジャケット」のケア方法を紹介しました。

どちらも、着用後のお手入れや衣替え時のクリーニング、適切な保管方法を守ることが大切です。お気に入りのブランドウェアを長く着るために、日々のケアを意識してみてください。

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