洗濯の知識

アークテリクスのウェアを長持ちさせるには、クリーニングがおすすめ

2025年7月22日

アークテリクス(ARC'TERYX)のウェアは、自宅で洗えるもの、クリーニングが推奨されるもの、強くクリーニングが推奨されるものと細かく分かれます。少しわかりにくいところもあるので、クリーニング店の視点で解説します。

お急ぎの方へ:リネットのダウンクリーニング料金を見る

アークテリクスのウェアは自宅で洗える?

アークテリクスは公式サイトで、お手入れ方法を紹介していますが、読むとかえって迷ってしまうかもしれません…。

たとえば、ダウンジャケットは、冒頭に洗濯機での洗い方動画があるのに、ページをスクロールすると「非常に洗濯が難しいため専門のクリーニングをお薦めいたします」。

ウール製品は「ドライクリーニングを強くお勧めしています」に続いて「ただしWool製品用の特別な洗剤を使って冷たい水で手洗いしてから、平干しで乾かして良いものがほとんどです」。

このように、説明が混在しています。

これは、少々判断が難しいかもしれませんので、リネット(宅配クリーニング店です!)の経験を交えて解きほぐしていきたいと思います。

アークテリクスのアイテム別お手入れ方法

ハードシェル、ソフトシェル、ウィンドシェル

公式サイト通り、ご自宅で洗濯できます。

頻繁に洗濯すると撥水加工が落ちるのでは?と思われるかもしれませんが、むしろ汚れが付着すると撥水性は落ちてしまいます。

また、ゴアテックス生地も透湿性が落ちます。

ゴアテックス生地のハードシェル、撥水加工されたソフトシェルやウィンドシェルは、いずれもこまめに洗濯するのがおすすめです。

ダウンジャケット

公式サイトでは、クリーニングを推奨しつつ自宅での洗い方も細かく書かれています。

こちらは、クリーニング店をおすすめします。

アークテリクスは耐久性が売りのブランドなので、正しい方法で洗えば洗濯で生地が簡単に傷むことはありません。

ただ、ダウンは乾燥が少し手間です。乾燥機を使う場合は低温で、テニスボールやランドリーボールを一緒に入れて乾燥させます。

自然乾燥の場合は、中までしっかり乾燥するには数日かかり、何度も振り捌いてダウンのロフトを上げる必要があります。

クリーニングなら、適した温度でしっかり乾燥させるのでフワフワに仕上がります。手間やストレスがないので、おすすめです。

ふんわり仕上げる干し方と乾燥のコツについてはダウンの洗い方もご覧ください。

中綿ジャケット、フリース

ご自宅で洗濯できます。ドライクリーニング禁止の製品が多いです。

漂白剤や柔軟剤を使わず、洗濯ネットを使用して洗濯機へ。

インサレーテッドジャケット、デルタジャケット、カイヤナイト、コバートなどが該当します。ほとんどがポリエステルやナイロン製のため、熱には注意。

アイロンは禁止。洗濯水も乾燥も低温で行いましょう。

ウール製品

公式サイトでは、「ドライクリーニングを強くお勧めしています」と「水洗いして平干しで乾かして良いものがほとんど」と説明が混在しています。

こちらも、クリーニング店をおすすめします。

ウール製品は、失敗して縮んでしまうと、着られないほどのダメージになるからです。縮んだ繊維を伸ばすリカバリー方法はありますが、完璧には元に戻らないことが多いです。

水を使わないドライクリーニングなら、縮みは起きません。

長持ちさせたいなら、どのウェアもクリーニングが優秀

クリーニング店は、素材ごとに適切な洗剤、水温、乾燥温度、仕上げ方法を組み合わせています。

汚れを落とすだけでなく、ダメージを抑える技に長けているのが、ご家庭の洗濯とプロとの違いです。

自宅で洗えるものも、クリーニング推奨のものも、大事なウェアを長持ちさせたいならクリーニングに軍配が上がります。

クリーニングなら、オプションで仕上がりを上げることもできます。

撥水効果が戻らなくなったアウターやダウンは、撥水加工オプションがおすすめです。

専門のクリーニング店に出すべき?

リネットの経験則で言えば、専門店でなくても十分ご納得いただける仕上がりになります。

すべてのクリーニング店が同質ではないので、あくまでも素材をきちんと見極めて適切な方法を取った場合です。

リネットでは、アークテリクスのウェアをお預かりした実績が多数あります。特有のトラブルが生じたことはありません。

アークテリクスのウェアをクリーニングに出すと、ブランド料金はプラスされる?

一般的なクリーニング店では、「高級品」「特殊品」「アウトドアウェア」などの追加料金が発生することがあります。

高額な洋服は賠償リスクが高いことも理由の一つですが、アウトドアウェアは防水生地やシームテープ、ドローコードなど、素材や構造が特殊だからです。

なお、リネットでは追加料金はありません。どのブランドも、一点一点適切な取り扱い方法を取っています。

宅配クリーニングと街のクリーニング店の品質の違いは?

クリーニングの品質は工場の品質と言ってよく、受付方法によって大きく仕上がりが変わるわけではありません。

リネットはクリーニング工場に約30個の品質チェック項目を設け、品質管理をしっかり行なっています。

避けた方がよいのは、極端に安い店、賠償基準について説明がない店、店頭が不衛生な店、受付スタッフに知識がない店、特殊な素材や損傷のある洋服を安易に預かる店です。

大切なお洋服、慎重に検討しましょう。

アークテリクスのウェアの、クリーニング料金の相場

ハードシェルジャケット(ゴアテックス) 2,500円~10,000円
ソフトシェルジャケット 1,500円~3,000円
ウィンドシェルジャケット 2,000円~5,000円
ウールジャケット 1,000円~3,000円
ダウンジャケット 2,000円〜5,000円

※リネットマガジン編集部調べ(2025年7月現在)

トップスなのかジャケットなのか、ミドル丈なのかロング丈なのかといった判定はクリーニング店によります。また、革などの高級素材を使っている衣類だと料金が高くなることが多いです。不明点があれば、必ず確認しましょう。

アークテリクスのウェアをクリーニングに出すならリネットがおすすめ

やり直しが無料

受取から30日以内であれば、無料でやり直しが可能です。
それでも仕上げに納得できない場合は、返金も受けられます(受取から14日以内に連絡)。

使えばわかる!宅配の便利さ

集荷は18時〜21時、配達は19時〜21時が最終便です。

週末は自宅でゆっくり過ごしたい、平日は忙しくて引き取りに行けないという方も、時間の余裕が生まれます。

保証もしっかり

万一の事故の時は、再購入価格を100%補償(購入金額10万円以下の洋服の場合。受取から30日以内に連絡)。

ほとんどのクリーニング店では、使用年数によって経年劣化分を割り引いて現在価値を算出します。100%補償を行っているクリーニング店は少ないです。

アークテリクスを今は着用中で、すぐには出せない方へ

真冬はアークテリクスのダウンを頻繁に着るため、「今はクリーニングに出せない!」という方も多いと思います。

ただ、春先に一斉に出すタイミングで慌てないためにも、信頼できるクリーニング店だけは今のうちに決めておくと安心です。

また、急に寒くなって着始めたけれど、臭いや汚れが気になったり、ダウンが潰れ気味であまり暖かくならなかったりして、「やっぱり今すぐ出したいな…」という方には、リネットのプレミアム会員サービスを利用すれば最短5日後のお届けも可能です。

ご自身のタイミングに合わせて、無理のない方法を選んでみてください。

編集部
アークテリクスのウェアのお手入れについてまとめました!

ご自宅で洗える普段着はどんどん洗っていただいて大丈夫ですが、長持ちさせたい大事なアイテム、ハードな環境で使用するアウトドアウェアはやっぱりクリーニングがおすすめ

ご自身でのお手入れに自信がない方、忙しい方も、リネットをご検討ください。勝手にシミ抜きサービス、毛玉取り1分サービスも無料です。

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  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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