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洗濯とクリーニングの違いと、クリーニングは必要なのかを解説

こんにちは。宅配クリーニングの「リネット」が運営するメディア、リネットマガジン編集部の内村です!就職と同時に実家を離れ、本格的に家事を始めて3年目の、家事ビギナーです。

「洗濯」が面倒な理由を考えてみたでは、私がもっとも嫌いな家事である「洗濯」が面倒な理由をまとめてみました。そして、洗濯には面倒な作業がたくさん詰まっていることが分かりました。

洗濯が面倒なときの究極の解決策としては、衣類を預けるだけで洗ってくれる「クリーニング」があります。しかし、読者の皆さんの中には、「もちろん洗濯は面倒だけど、洗濯で済むならそのほうが節約になるし……」と思っている方がいるかもしれません(というのも、私も節約派だからです)。

そこで、今回は「自宅の洗濯とクリーニング、それぞれのメリット」というテーマで、料金を払ってまで使う意味が本当にあるのか!を考えてみたいと思います。宅配クリーニングサービスを運営している立場としては禁断とも言えるテーマに、私のゴリゴリの主観で切り込んでみます。

自宅で洗濯するメリットとは?

自宅で洗濯すると安い

自宅で洗濯機を回したときにかかる水道代と電気代は、1回につきせいぜい数十円。洗剤や柔軟剤の費用を足しても、洗濯1回分の負担は少ないですよね。

それに対してクリーニングは、1着につき数百円〜数千円の料金がかかります。

費用のみを考えるのであれば、自宅の洗濯は圧倒的に安いといえます。

衣類を店舗に持ち運ぶ必要がない

クリーニングが面倒と感じる要因の一つが、衣類を店舗に持ち運ぶ手間があることです。クリーニングに出すときと受け取るとき、2回も店舗と家を移動しなければなりません。

特に、衣替えでたくさんの衣類をクリーニングするときには、相当な重さになります。また子育て中の方も、子どもを抱っこしながら衣類を持ち運ぶのは負担ですよね。

洗濯完了までが早い

洗濯なら最短半日で済むものが、クリーニングだと、翌日以降などに受け取ることになるのもデメリット。

急ぎの衣類は最短即日仕上げ!というクリーニング店もありますが、追加料金がかかる場合や、シミ抜きなどの加工が頼めない場合もあります。

クリーニングに出すメリットは?

デリケートな衣類が洗える

自宅で洗うと傷みやすく洗えない衣類も、クリーニングなら洗うことができます。それは、洗濯とクリーニングの決定的な違いの一つに、「ドライクリーニングができる」ことがあるからです。

ドライクリーニングとは、水ではなく「有機溶剤」という溶剤を使って洗うことで、衣類への負担を抑えた洗浄方法です。そのため、自宅の洗濯で水を使って洗うよりも、ドライクリーニングで洗う方が衣類に優しく、傷みにくいのです。

水で洗うと形崩れや縮み、色落ちが起こってしまう衣類も、ドライクリーニングでなら洗えます。ウールのコートやスーツ類、カシミヤのセーター、シルク製品などは、ドライクリーニングに適している衣類です。

衣類に合った洗い方で形崩れ・縮みが防げる

クリーニングでは、衣類の状態や取り扱い表示に合わせた洗い方で洗っています。そのため、衣類の形崩れや色落ちなどのトラブルを防ぐことができます。

また、クリーニング工場には専用の機械や薬剤も充実しているため、自宅では形崩れなどのトラブルが起きやすい衣類も、きれいに洗うことができます。

例えば、自宅でダウンジャケットを洗うと、ぺちゃんこになってしまいやすいです。しかしクリーニングでは、乾燥時に大きな乾燥機で空気を含ませながら乾燥するので、ダウンジャケットらしく、ふっくらと仕上がります。

油溶性の汚れを落としやすい

ドライクリーニングは、水洗いで落ちない、油性の汚れを落としやすいという特徴があります。

油性の汚れは、例えば以下のような汚れです。

  • 皮脂汚れ
  • 食用油
  • チョコレート
  • 口紅

黄ばみ対策になる

水洗いで落としにくい皮脂汚れは、放置すると黄ばみに変化してしまう厄介な汚れです。

自宅の洗濯では落としきれない皮脂汚れも、ドライクリーニングでなら落としやすいので、黄ばみ対策になります。

アイロンをかけてくれてキレイに仕上がる

クリーニングでは、仕上げにアイロンでシワを伸ばしてくれるのも魅力です。

プロがアイロンをかけて、衣類に合わせた「仕上げ機」を使うので、自宅でアイロンするよりも格段に仕上がりがよくなります。

↑ジャケットの仕上げ機

また、自宅でアイロンがけが難しい衣類も、クリーニングなら問題なし。例えば、形が難しいジャケットやプリーツスカートでも、新品のように仕上げることができるんです。

正しい方法でシミを取ってくれる

クリーニングでは、適切な処理方法でシミ抜きをしてもらえます。

シミ抜きは、実はとても専門的な技術です。シミにも種類があり、その種類によって処理方法が異なるので、安易に行うとシミが落ちなくなってしまったり、生地を傷めてしまうリスクがあります。

クリーニングでは、プロがシミの特性を理解した上で、専用の薬剤を使って適切な手順でシミ抜きします。そのため、衣類を傷めることなくシミを落とすことができるのです。

オプションの加工ができる

クリーニングでは、衣類に合わせてオプションの加工を付けることができます。

  • 水や汚れを弾くようにしてくれる「撥水加工」
  • 汗汚れのゴワゴワをスッキリさせてくれる「汗抜き加工」
  • 花粉の季節に付けると嬉しい「花粉ガード加工」
  • 衣類の折り目が長持ちする「折り目加工」

オプションの加工を付けることで、大切な服をより長持ちさせられます。他にも、お手入れの頻度が減ったり、気持ちよく着られたりといった効果があります。

洗濯の工程をすべてお任せできる

クリーニングに依頼すれば、洗濯の面倒な工程もまるまるおまかせできます。

「洗濯」が面倒な理由を考えてみたであげた10以上もある「洗濯の面倒」も、クリーニングに出すだけで解消することができますよ。

クリーニングと自宅の洗濯は役割が違うので、どちらも必要!

ここまで、「クリーニングと自宅の洗濯、それぞれのメリット」について述べてきました。メリットを見比べることで、そもそもの役割や得意なことがまったく異なるということが分かりました。

肌着やタオル、毎日ガシガシ着たい衣類などは自宅の洗濯でOK。一方で、キレイに着たい、長持ちさせたい衣類は、やはりクリーニングが必要です。また、洗濯の面倒を省きながらキレイにできるという点も、クリーニングの強みですね。自宅の洗濯とクリーニングの違いを理解して適切に使い分けていくのが、賢い選択だと感じました。

さて、今回の記事の中で、クリーニングには「衣類を持ち運ぶ手間がある」ことが挙げられていました。「結局クリーニングも持ち運びが面倒!」と思っている方もいるかもしれませんが、宅配のクリーニングならその手間を解消できるのはご存じですか?

次の店舗クリーニングと宅配クリーニング、メリットとデメリットを大解剖!では、店舗クリーニングと宅配クリーニングについて、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます!

  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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