洗濯のお悩み

梅雨の衣類ケア完全ガイド|梅雨入り前・梅雨真っ最中・梅雨明けの段取り

「梅雨はクリーニングを出すタイミングじゃない」——そう思っている方は、少なくないのではないでしょうか。

ですが、衣類の側から見ると話はまったく逆です。梅雨は1年のうちでも衣類が傷みやすい季節であり、本来ならプロの手を借りやすいタイミングでもあります。

北海道を除く日本の大部分では、6〜7月の月平均湿度が80%前後にまで上がります。気温も20〜30℃と、カビが繁殖しやすい条件が重なる時期。部屋干しでは洗濯物が乾きにくく、ニオイも取れない——多くの家庭で同じことが起きています。

このページでは、リネットお洗濯アドバイザー・近藤さん監修のもと、梅雨を3つのフェーズに分けて整理しました。

  • 梅雨入り前にやっておきたい準備
  • 梅雨真っ最中の困りごと対処
  • 梅雨明け後のクローゼットリセット

雨が続くとついクリーニングを後回しにしてしまいがちですが、計画的にプロを使うことで、衣類を守りながら、家事の負担も減らせます。

クリーニングを検討中の方は、宅配クリーニング「リネット」のサービス案内もご覧ください。

この記事を監修した人

リネットお洗濯アドバイザー 近藤高史

クリーニング歴20年以上のクリーニング師(国家資格)。クリーニング会社の工場長を経て、2014年よりリネットの品質管理部門の現場責任者。メディア出演多数。
趣味はランニング大会に出ること。

「クリーニングのプロの視点から、衣類をずっとキレイに保てるお洗濯やお手入れの方法をご紹介します!」

メディア出演

  • 2025年5月17日(土): TBS「カバン持ちさせてください!」
  • 2025年4月24日(木): 日本テレビ「news every.」
  • 2025年4月24日(木): テレビ朝日「グッド!モーニング」
  • 2025年4月23日(水): TBS「Nスタ」

梅雨に衣類トラブルが集中する3つの理由

「梅雨は衣類が傷みやすい」と漠然と感じている方は多いと思いますが、実際に何が起きているのでしょうか。3つの観点から整理します。

理由1:高い湿度が3〜6週間続く

気象庁の平年値(1991〜2020年)によれば、例えば東京の月平均相対湿度は6月で75%、7月で76%にまで上がります。1月の51%と比べると20ポイント以上高く、衣類にとって雑菌・カビ・ダニのいずれもが繁殖しやすい環境です。

出典:https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=44&block_no=47662

特に問題なのは、湿度の高さが「一時的な雨の日」ではなく「数週間続く」ことです。クローゼットの中も外気の影響を受け、衣類は知らないうちに湿気を吸い続けています。

理由2:カビ・雑菌・ニオイの条件が揃う

カビが発生しやすいのは、気温20〜30℃・湿度70%以上、そして栄養源(皮脂・汗・汚れなど)がある環境です。梅雨の気象条件は、この発生条件と重なる部分が大きくなります。

衣類に残った皮脂・汗・食べこぼしなどの汚れは、雑菌やカビの栄養源になります。「洗ったはず」「しまったはず」の衣類にカビが生えるトラブルの多くは、こうした条件がそろう梅雨期に発生しています。

カビの発生メカニズムと対策については、服のカビの原因や対策と、黒カビの落とし方をプロに聞いたもあわせてご覧ください。

理由3:衣替えと重なる「しまい忘れ」リスク

梅雨は、冬物から夏物への衣替えの最終局面と重なります。「冬物をまだしまっていない」「春先にちょっと着たコートが出しっぱなし」——こうした衣類が湿気にさらされたままクローゼットに残ると、来シーズン取り出したときにカビ・ニオイ・虫食いが発生していることがあります。

衣替えのタイミングについては、衣替えはいつすべき?整理収納のプロが教える効率的な3ステップを参考にしてください。

なぜ梅雨は「クリーニングを控える」のではなく「プロに任せる」べきなのか

雨が続くと、なんとなくクリーニングを後回しにしてしまう——そんな経験はありませんか?

「晴れの日にまとめて出そう」「雨の中、出しに行くのは面倒」。そう思っているうちに、衣類はクローゼットの中で湿気にさらされ続けています。

実は、梅雨は家庭洗濯や外出が必要な選択肢と相性が悪い時期。普段の選択肢を見直してみましょう。

自宅洗濯:乾かない・ニオイが残りやすい

部屋干しでは、湿度の高さから乾燥に時間がかかります。乾かない時間が長いほど、雑菌が繁殖してニオイが繊維に残りやすくなります。特に厚手の衣類や大物は、家庭洗濯では中心部まで乾かしきれないことがあります。

部屋干しの限界と対処法は、洗濯物が臭わない干し方のコツ4選で詳しく解説しています。

コインランドリー:雨の中で持ち運ぶ手間

コインランドリーには大型の乾燥機があるため、家庭洗濯では難しい乾燥力が得られます。ただし梅雨期は、雨の中で重い衣類を持ち運ぶ手間、待ち時間、混雑などの負担があります。家から出たくない日が続く梅雨では、この負担が意外と大きく感じられることも。

店舗型クリーニング:店までの往復が雨で億劫になりやすい

近所に店舗があっても、雨の日に衣類を抱えて往復するのは大変です。特に複数着まとめて出したいタイミングほど、運ぶ負担が大きくなり、結果として「晴れの日にまとめて出そう」と先送りされがちです。

宅配クリーニング:家にいながらプロの仕上がりが手に入る

宅配クリーニングは、自宅で集荷から受け取りまで完結します。雨の日でも外に1歩も出る必要がなく、プロの技術で衣類を仕上げてもらえるのが特徴です。

馴染みのクリーニング店がある方は、晴れた日にそちらを利用しつつ、雨が続く梅雨は宅配を使い分ける——そんな選び方も賢い方法です。梅雨の数週間に限っては、家から出ずに完結できる宅配クリーニングが、ストレスなく衣類を整える選択肢になります。

宅配クリーニングと店舗型の違いは、宅配クリーニングとは?店舗クリーニングとの違い・メリットとデメリットを徹底解説もあわせてご覧ください。

梅雨こそ宅配クリーニングが合理的な5つの理由

ここでは、梅雨に宅配クリーニングを使うメリットを5つに整理します。

理由1:プロが最適な方法で乾かしてくれる

リネットでは、衣類1点ずつの状態を熟練のスタッフが確認し、素材や洗濯表示に応じて最適な温度・洗い方・乾かし方を選びます。家庭洗濯では中心部まで乾かしきれない厚手の衣類や大物も、プロの設備と工程でしっかり仕上げます。

縮みや形崩れが起きやすいデリケートな衣類には、生地に負担をかけない方法でケアするので、梅雨でも仕上がりに不安がありません。

理由2:自宅から1歩も出ずに完結

集荷も受け取りも自宅完結。雨の日に重い衣類を抱えて外出する必要がありません。集荷・配達は朝8時から21時まで対応しているので、ライフスタイルに合わせて頼める点も、梅雨の「家にこもりたい日」と相性がいいポイントです。

理由3:衣替えと同時に保管まで任せられる

リネットには保管付きの宅配クリーニングサービス、「リネットプレミアムクローク」があります。最大9ヶ月間、温度・湿度管理されたアパレル水準の保管環境で衣類を預けられるサービスです。

梅雨にしまい洗いと保管をまとめて済ませることで、湿気のあるクローゼットに衣類を戻さずに済み、カビや虫食いから衣類を守れます。

詳しくは、クローゼットの「スペパ」を上げる保管付き宅配クリーニングもご覧ください。

理由4:カビ・ニオイ・虫食いのリスクを断ち切れる

梅雨は衣類トラブルの種が一気にまかれる時期です。汚れ・湿気・気温の3条件がそろうこの時期に、衣類を「洗ってリセットされた状態」にしておくことで、被害が連鎖するのを防げます。

理由5:梅雨明け後のクローゼットを整った状態で迎えられる

梅雨期にクリーニングを済ませておくと、梅雨明け後の衣替えや夏本番に向けた準備がスムーズです。「梅雨明けにあわてて衣類を見直す」のではなく、「梅雨中に整えておく」段取りに変えると、長期的にはクローゼットの状態が大きく変わります。

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【梅雨入り前】今のうちに済ませたい3つの準備(5月中旬〜6月上旬)

梅雨入りまでに動くことが、その後数週間の負担を大きく減らします。「梅雨入り前」というハードな締切を、ご自分への合図として使ってみてください。

準備1:冬物のしまい洗いを終わらせる

冬物を洗わずにしまうと、残った皮脂や汗が湿気と反応し、カビ・ニオイ・虫食いの原因になります。梅雨入り前に「しまい洗い」を済ませておけば、来シーズンまで安心して保管できます。

衣替え前の洗濯はするべき?『しまい洗い』が大事な理由とポイント

準備2:クローゼットの湿気対策

衣類を守るには、保管環境を整えることも重要です。クローゼットや押し入れの湿気対策、除湿剤の設置、定期的な換気を、梅雨入り前にひととおり済ませておきましょう。

押し入れの湿気・カビ対策4選!布団や衣類を守ろう

準備3:雨に弱い衣類の事前ケア

スーツ、コート、革製品、シルク素材など、雨に濡れるとシミや形崩れを起こしやすい衣類は、梅雨入り前にクリーニングに出して撥水仕上げを依頼するのも一つの選択肢です。

スーツのカビは取れるの?カビ取りの方法と発生を防ぐポイント

【梅雨真っ最中】今すぐ動くべき衣類のサイン(6月中旬〜7月中旬)

梅雨に入ってから「これ無理かも」と気づく衣類が出てきます。次のサインが出たら、後回しにせず動くべきタイミングです。

サイン1:部屋干しで乾ききらなくなったとき

何日干しても完全に乾かない衣類や、乾いたはずなのに生乾き臭が取れない衣類は、家庭洗濯では限界に近づいています。プロにお任せいただくのが、衣類を守る選択肢のひとつです。

洗濯物が臭わない干し方のコツ4選|部屋干しでうまく乾かなかったときの対処法

生乾き臭の消し方|原因菌「モラクセラ菌」を撃退する洗い方・干し方

サイン2:雨に濡れたスーツ・コートをそのままにしてしまったとき

雨で濡れたスーツやコートを、そのままクローゼットにしまうのはできるだけ避けたい対応です。形崩れ・カビ・ニオイのリスクが重なります。クリーニングで雨に含まれる大気中の汚れと水分をケアするのが安全です。

サイン3:ニオイ・カビが気になり始めたとき

クローゼットを開けたときにいつもと違うニオイがする、白い斑点や黒い斑点が見える——こうしたサインは、すでにカビが発生している可能性があります。

カビは植物のように菌糸を生地の奥に伸ばし、繊維や付着した汚れを栄養源にして広がっていきます。家庭では落としきれないことがほとんどです。

また、プロのクリーニングでカビの菌や汚れを落とすことはできても、カビによって傷んでしまった繊維自体を元通りに直すことはできません。被害が広がる前に、早めにプロにご相談ください。

服のカビの原因や対策と、黒カビの落とし方をプロに聞いた

【梅雨明け後】クローゼットを「リセット」する(7月中旬〜下旬)

梅雨明けは、衣類を整えるもう一つの好機です。梅雨で受けたダメージをリセットし、夏本番から次の冬までを快適に過ごす準備をしましょう。

ステップ1:梅雨で傷んだ衣類の見極め

梅雨を越えた衣類は、目に見えないダメージを受けていることがあります。

  • ニオイが残っていないか
  • カビの斑点が出ていないか
  • 形崩れしていないか

このチェックリストを順に確認し、自宅で対応できないものはプロに任せましょう。

ステップ2:夏物のしまい洗い・冬物の保管

夏物の本格シーズンに入る前に、まだしまったままの冬物の最終クリーニングと保管を済ませます。リネットプレミアムクロークを使えば、クローゼットのスペースも一気に空きます。

ステップ3:来年の梅雨に備える

「今年は梅雨を快適に過ごせた」と感じられたなら、その段取りを来年も繰り返せるよう、メモやリマインダーを残しておきましょう。

梅雨のクリーニングに関するよくある質問

Q1:雨の日に集荷してもらえる?

A:はい、雨天でも通常通り集荷します。集荷時のやり取りも玄関先で短時間で完了するので、雨の日でも気軽にご利用いただけます。

Q2:梅雨にクリーニングに出すと、戻ってきた衣類にカビが生えない?

A:仕上がった衣類はビニールに包まれて返送されますが、保管時は通気性のためビニールを外してください。オプションの「そのまましまえる防虫・防カビ不織布カバー」なら、そのまま保管できます。

そのまましまえる防虫・防カビ不織布カバー

Q3:いつ出すのがベストですか?

A:理想は梅雨入りの2〜3週間前です。梅雨入り前の準備として冬物のしまい洗いを済ませておき、梅雨真っ最中は困ったときに随時出す、梅雨明けに最終的なリセットを行う——この3フェーズで動くと、衣類への負担を最小限にできます。

まとめ|梅雨は衣類のトラブルを予防し、クローゼットを整える季節

梅雨は、衣類のトラブルを予防し、クローゼットを整える絶好のタイミングです。プロを味方にすることで、家事の負担を減らしながら大切な衣類を守れます。湿度・気温・乾燥時間のすべてが家庭洗濯に逆風となるこの時期にこそ、宅配クリーニングが力を発揮します。

今回紹介した3フェーズの段取りをおさらいします。

  • 【梅雨入り前】冬物のしまい洗い、クローゼットの湿気対策、雨に弱い衣類の事前ケア
  • 【梅雨真っ最中】部屋干しの限界、雨に濡れた衣類、ニオイ・カビへの即対応
  • 【梅雨明け後】梅雨で傷んだ衣類のチェック、夏物のしまい洗い、冬物の保管

「梅雨だから動かない」のではなく、「梅雨だからこそ動く」。この発想の転換が、衣類との付き合い方を少しずつ変えていきます。

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  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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