2023-03-17
普段のお洗濯に欠かせない洗濯洗剤、どうやって選んでいますか?液体洗剤や粉末洗剤、「ジェルボール(P&G)」などいろいろな種類があるけど、お洗濯でキレイになるならどの洗濯洗剤も同じだと思ってませんか?実はそれぞれに特徴があるんだそうです。今回はリネットお洗濯アンバサダーの近藤さんに、洗濯洗剤を選ぶコツを教えてもらいました。
目次
・洗濯洗剤ごとの特徴一覧
・固形石鹸はどんなときに使うの?
・柔軟剤のメリットと選び方
・シーン別おすすめ!洗濯洗剤・柔軟剤の使い方
・まとめ
粉末洗剤、液体洗剤、「ジェルボール(P&G)」、おしゃれ着用洗剤……、いろいろな洗濯洗剤があって、どれを使っていいのか迷ってしまいますよね。
それぞれの洗剤の特徴をまとめてみました!
粉末洗剤は、洗浄力が一番高い洗濯洗剤です。
◎洗浄力が一番高い
弱アルカリ性で、皮脂やタンパク質の汚れに強い洗濯洗剤です。
◎汚れ落ちや除菌を助ける配合成分が豊富
酵素や漂白剤が配合されているものが多いので、しっかり汚れが落とせて除菌効果もあります。
蛍光増白剤、漂白剤入りのものは、真っ白なワイシャツをキレイにするのにぴったりです。ただし、色柄がある衣類に使用すると、変色してしまう場合があるので注意しましょう。
◎コストパフォーマンスが抜群
他の洗濯洗剤よりコストパフォーマンスがよいので、節約派にはおすすめです。
▲デリケート素材には不向き
洗浄力が強すぎてしまうため、デリケート素材には不向きです。
▲溶け残ることがある
水温が低いと、溶け残ることもあります。冬場は特に注意しましょう。
「ジェルボール(P&G)」は、とにかく手軽に洗濯したい人にぴったりの洗濯洗剤です。
◎洗濯機にポンと入れるだけで、手軽に洗濯できる
1回分の量が決められているので計量の手間がなく、洗濯機にポンと入れるだけなので、とにかく楽!
◎時短や水道代節約になる
すすぎ1回でOKなものも多いので、時短や水道代節約にもなります。
◎洗浄力は、普段の洗濯には問題なし
洗浄力は、粉末洗剤には劣りますが、普段の洗濯に使う分には問題なしです。
▲洗濯物が少ないときは避けたほうが無難
1回ずつ洗剤量を調節できないので、少量の洗濯の場合は洗剤量が多くなりすぎてしまいます。その結果、溶け残りや洗剤のすすぎ残しが発生することも。
また、洗濯物が少なくても1回分の洗剤量を使わなくてはならないため、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
▲頑固汚れには向かない
頑固な汚れを落としたい場合や、衣替えでしまう前にしっかり洗濯したい場合には、粉末洗剤の方が適しています。
液体洗剤は、あらゆる面でバランスのよい洗濯洗剤です。
◎洗浄力は、普段の洗濯には問題なし
洗浄力は、「ジェルボール(P&G)」と同じく粉末洗剤には劣りますが、普段の洗濯に使う分には問題なしです。
また、洗剤量を毎回調節できるので、洗濯物が少なくても多くても対応できます。
◎時短や水道代節約になる
液体洗剤もすすぎ1回でOKなものが多いので、時短や水道代節約にもなります。
◎種類が豊富
柔軟剤入りや、部屋干し臭防止などの効果を謳ったものなど、多くの種類があります。
◎コストパフォーマンスがよい
比較的コストパフォーマンスがよいので、いろいろと試しやすいですよ。
▲頑固汚れには向かない
頑固な汚れを落としたい場合や、衣替えでしまう前にしっかり洗濯したい場合には、粉末洗剤の方が適しています。
おしゃれ着洗剤は、デリケート素材でも優しく洗える洗濯洗剤です。
◎衣類へのダメージを抑えられる
他の洗濯洗剤に比べて、衣類を保護する成分が多く配合されているので、衣類のダメージを抑えて洗うことができます。
大切なおしゃれ着を洗うのに一番適している洗濯洗剤です。
洗濯表示に手洗いマークがついている衣類でも、おしゃれ着用洗剤を使えば、洗濯機で洗うことができます。
▲コストパフォーマンスは悪い
1回に使用する量が多いので、普段使いするには少し価格が高いこと。
コストパフォーマンスを重視するなら、大事な衣類だけに使うのがおすすめです。
ここまでは、主に洗濯機で使う洗濯洗剤を紹介してきましたが、洗濯用の「固形石鹸」が役立つ場面もあるんです。
例えば、泥汚れを落とすとき。
泥汚れは水にも油にも溶けにくい性質があります。さらに土や砂が細かく、繊維の奥まで入り込んでしまうので、落としにくい汚れの一つです。
洗濯用の固形石鹸は、洗濯洗剤に比べて石鹸成分が多いので、泥汚れの部分洗いに最適!
泥汚れを落とすとき、石鹸成分が多いと、汚れを揉み出すときに粒子状の汚れが繊維から滑り出しやすいんです。
洗濯洗剤の選び方はわかったけど、柔軟剤にも色々な種類があって迷う……という方もいるのではないでしょうか。
確かに、新しい香りがどんどん発売されたり、さまざまな効果を謳っている製品もありますよね。
柔軟剤はどうやって選べばいいのでしょうか?
柔軟剤を選ぶときは、基本的には「香りが好みか」で選べばOK。
香りの持続性があるものや、微香・無香料タイプのものもあるので、どれが自分の好みか試してみましょう。
もし「部屋干し臭をもっと抑えたい」「シワがつくのを抑えたい」など解決したいお悩みがある場合は、部屋干し臭を抑える抗菌作用や、シワ防止など、自分の悩みに合ったものを選んでみるとよいでしょう。
柔軟剤は香りを基本に選べばいいとお伝えしましたが、そもそも、香り以外のメリットは何があるの?
意外と知らない、柔軟剤の効果をご紹介します。
①ふんわりなめらかな仕上がりになる
柔軟剤には、「柔軟剤」という名前の通り、衣類の繊維をなめらかにして、柔らかくふんわりした仕上がりにする効果があります。
柔軟剤に含まれる界面活性剤は、繊維と繊維の間の潤滑油のような働きをします。
すると繊維のすべりが良くなるため、衣類全体がなめらかな風合いになり、柔らかくふんわり仕上がるのです。
②静電気や花粉を防ぐ
柔軟剤には先ほどお伝えしたとおり、繊維の滑りをなめらかにする効果があります。
その結果として、繊維同士の摩擦を減らして、静電気を防止する効果もあります。
衣類の静電気が気になる!という方は、【静電気を除去する4つの対策】原因は体質?服?静電気学会へ質問!をご覧ください。
また、静電気を防ぐことで、花粉が衣類に付着しにくくなる嬉しい効果も。
もし花粉が付いてしまっても、手などで払ったときに花粉が落ちやすくなります。
花粉対策についてもっと知りたい方は、【花粉2023最新情報】花粉を家の中に入れない衣類ケアで花粉症対策!をご覧ください。
③嫌な臭いがつくのを防ぐ
柔軟剤は洗濯するときに香りをつけるだけではなく、着ているときに嫌な臭いを防ぐ効果があります。
例えば、汗や食べ物、タバコなどの気になる臭いをブロックできますよ。
また、生乾きの臭いを防ぐ柔軟剤もあるので、湿気の多い季節にはぴったりです。
④速く乾く
柔軟剤は繊維をコーティングし、吸水性を下げる効果があります。
そのため、柔軟剤を使わない洗濯物よりも衣類が速く乾きます。
速乾効果のある柔軟剤もあるので、雨の日の部屋干しにも◎です。
柔軟剤を使うのは当たり前と思っている方も多いと思いますが、実は柔軟剤は、好みによって使っても使わなくてもOK。
・ふんわりなめらかな仕上がりになる
・嫌な臭いを防ぐ
・速く乾く
・静電気を防ぐ
といった柔軟剤の効果が特に必要ない人は、洗濯洗剤だけで洗濯しても大丈夫です。
洗濯洗剤などの基本を押さえたところで、季節や衣替え、お悩みなどのシーン別におすすめの使い方を紹介します。
洗浄力は抜群ですが、水温が低いと溶け残ることもある、粉末洗剤。
粉末洗剤も年々溶けやすく改良されていますが、水温も低い冬場は溶け残ってしまうことも。
そのため、粉末洗剤の溶け残りが心配な方は、冬場は液体洗剤、それ以外は粉末洗剤と使い分けるのもありです。
衣替えでしまう前の洗濯には、粉末洗剤がおすすめ!
長期保管する前は、いつもよりしっかり汚れを落としきることが大切です。
なぜなら、衣類に蓄積した汚れを放っておくと、衣類害虫やカビ、黄ばみの原因になるから。
そのため衣替え前の洗濯には、総合的に洗浄力の強い粉末洗剤を選ぶのが最適です。
衣替えで服をしまう前に、もう一度洗うことを「しまい洗い」といいます。しまい洗いには粉末洗剤!と覚えておきましょう。
しまい洗いについて詳しくは、衣替えの前には“しまい洗い”しよう。しまい洗いが大事な理由とは?をご覧ください。
ただし、ウールなどのデリケートな衣類は粉末洗剤で洗うと傷んでしまうため、しまう前はクリーニングでスッキリさせるのがおすすめです!
また、日々の仕事で忙しい中クリーニング店に行くのが面倒な方は、リネットの宅配クリーニングがおすすめです。
WEBやアプリから24時間お申し込みができて、玄関まで衣類を取りに伺うので、今までクリーニングにかけていた労力を減らせますよ。
忙しいあなたのしまい洗いにも!宅配クリーニング「リネット」のクーポンをもらう
洗濯にとにかく時間をかけたくない場合は、すすぎ1回で済むものが多く販売されている、液体洗剤や「ジェルボール(P&G)」をメインで使いましょう。
忙しい日常の洗濯は液体洗剤や「ジェルボール(P&G)」、しまい洗いなどで汚れを落としたいときには粉末洗剤、と使い分けるとよいでしょう。
洗濯洗剤にはさまざまな種類があり、シーンによって使い分けることで衣類を効率的にきれいにできることが分かりました。
忙しい普段は液体洗剤や「ジェルボール(P&G)」、しまい洗いでは粉末洗剤、デリケート素材の衣類はおしゃれ着用洗剤や、クリーニングもおすすめです。
お悩みによっては、固形石鹸や柔軟剤も使ってみてくださいね。
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