この記事では、あなたの「毛玉の取り方、毛玉対策」などの毛玉のお悩みを解消!
衣類に付いてしまった毛玉の取り方だけではなく、普段着ているニット(セーター)やコートをキレイに保つための、正しいケア方法を教えます。かっこ悪い毛玉とはおさらばできますよ。
目次
・なぜ毛玉ができるの?毛玉になる素材や場所は?
・プロが教える、正しい毛玉の取り方
・衣類が傷んで危険!NGな毛玉の取り方
・「毛玉を防止する」毎日のお手入れ方法
・まとめ
なぜ毛玉ができるの?毛玉になる素材や場所は?
なぜ毛玉ができるの?
衣類の生地は摩擦が起きると繊維の先端が「毛羽(けば)」になります。その毛羽が束になり、絡み合うことで「毛玉」ができるのです。
つまり毛玉は、洗濯をしたり、何度も着用したり、普通に歩いているときの摩擦でも起こるということなんです。
毛玉になりやすい素材は?毛玉になりにくい素材は?
同じニット(セーター)やコートでも、素材によって、毛玉ができやすいものとそうでないものがあります。
特に毛玉ができやすい素材
・アクリル、ポリエステル混紡などの化学繊維
・毛(ウール)、カシミヤ、アンゴラなどの天然素材
毛玉ができにくい素材
・綿100%
・麻
・シルク
毛玉ができやすい場所は?
また、衣類の場所によって毛玉が特にできやすいところもあります。毛玉ケアをするときはここも見落とさずにチェックしましょう。
毛玉ができやすい場所
・脇や袖の内側など繊維同士がこすれやすいところ
・リュックやカバンといった物体と繊維がこすれやすいところ
プロが教える、正しい毛玉の取り方
基本的に、毛玉取りはクリーニングのプロにお任せするのが一番です。
しかし、その日に着たいニット(セーター)が毛玉だらけだったり、クリーニングに出している時間がなかったりすると、どうしても自分で毛玉取りをせざるを得ないもの。
自分で毛玉取りをするときの方法は2種類あります。
それは、「毛玉取り機」と「毛玉取りブラシ」を使う方法です。
毛玉の取り方1 毛玉取りブラシの使い方
<毛玉取りブラシの使い方>
①アイロン台の上など平らになる場所に置く
②ブラシの先端に優しく毛玉を引っ掛けて撫でるようにブラシをかける
毛玉取りブラシは、ブラッシングの力加減が難しく、毛玉をうまく取れるようになるまで時間がかかることがあります。
使いはじめは、時間にゆとりがあるときに行いましょう。
<毛玉取りブラシがおすすめの衣類>
ズバリ「毛羽だっているデザインの衣類」には、毛玉取りブラシがおすすめ。
毛羽立っているデザインの場合、毛玉取り機を使うと、元々の毛羽もカットしてしまう恐れがあります。
カッターの高さを調節できる毛玉取り機でも、高さがうまく合わずに毛羽ごと取ってしまうことがあるのでおすすめできません。
毛玉の取り方2 毛玉取り機の使い方
<毛玉取り機の使い方>
①毛玉がある箇所を片手で押さえて機械をあてる
②くるくると優しく回しながら毛玉を取り除く
また、カッターの高さ設定は厳密に行いましょう。カッターの高さを間違えると、毛玉がキレイに取れなかったり、洋服に穴が開いてしまうことがあるので注意してください。
<毛玉取り機がおすすめの衣類>
毛玉取り機を使うのがおすすめの衣類は、「毛羽だっていない衣類」や「網目の大きなニット(セーター)」です。
毛羽だっていないニットに強い力でブラシをかけると、かえって毛羽だつ恐れがあります。網目の大きなニットをブラシにかけると、引っかかり網目を大きくしてしまうことも。
また、「毛玉が広範囲についてしまった場合」も、毛玉取り機を使うのがおすすめです。
宅配クリーニング「リネット」では、毛玉取りサービスを1分間無料でおこなっています。
毛玉取りをプロにお任せしたい場合や、手間がかかるのが面倒な場合は、ぜひご検討くださいね。
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衣類が傷んで危険!NGな毛玉の取り方は?
NGな毛玉の取り方1:毛玉をつまんで取る
何もグッズを使わないので、手軽な方法に見えますね。
しかし、毛玉をつまんで引っ張って取ろうとしたり、強い力を加えたりすると、生地が傷むのでやめましょう。
NGな毛玉の取り方2:スポンジで衣類を擦って毛玉を取る
スポンジのザラザラした部分でニットを擦る方法もあります。
しかし、生地を擦ることで余計に毛羽だたせてしまい、毛玉を増やしてしまう可能性があるのでおすすめできません。
NGな毛玉の取り方3:カミソリやハサミで毛玉を切り取る
毛玉取りにハサミやカミソリを使う人もいるようですが、それはNGです。
ハサミやカミソリを使うと、穴が空いてしまうなど、衣類そのものを破損する恐れがあります。
「毛玉を防止する」毎日のお手入れ方法
実は、衣類の繊維の先端にある毛羽が集まったものを取る「毛玉取り」は、生地をすり減らしていくことと同じ。それを何度も繰り返すと生地が痩せてしまうので、結果的に服の寿命を縮めてしまうんです。
つまり、大事な服を長く愛用するには、毛玉ができないように「毛玉を防ぐケア」を行うのがおすすめです。
自宅で簡単にできる毛玉防止ケアを、リネットお洗濯アンバサダーの近藤さんに教えてもらいました。
毛玉防止ケア① 着用後は洋服用ブラシをかける
毛玉ができやすい衣類を着たあとは、必ず洋服用ブラシで繊維の毛並みを整えましょう。着用後に整えておくと、毛羽の絡みを防ぐため毛玉ができにくくなります。
洋服用ブラシで整えるときは力を入れすぎないように優しくかけます。そのとき一定方向にかけるのがコツです。いろいろな方向にブラッシングすると、繊維が絡まって毛玉ができやすくなってしまうので注意してください。
毛玉防止ケア② ニットを自宅で洗うときは手洗いで
ニット(セーター)を自宅で洗濯したいときは、毛玉の原因となる摩擦を抑えるために、手洗いするのが基本です。
次の2つのポイントに注意して手洗いしましょう。
①洗うときは「押し洗い」
ゴシゴシしたり揉んだりせず、押し洗いしましょう。
摩擦を抑えるだけでなく、ニットの縮みも防ぎます。
②脱水は「一番弱い設定」
脱水は洗濯機を使ってもOK。
ただし、洗濯機の一番弱い設定を使って、1分の短い時間で脱水をしましょう。短い時間でも、水が滴り落ちない程度に十分脱水できます。
ニットの洗い方を詳しく知りたい方は、プロが教えるセーター(ニット)の洗い方。縮ませないためのコツはコレだった!をご覧ください。
基本的に、デリケートなニットは自宅で洗濯せずに、クリーニングのプロにお任せするのがおすすめ。
宅配クリーニング「リネット」では、衣類に合わせた方法をプロが判断してクリーニングしてくれるので、お手入れにぴったり。
さらにプレミアム会員なら毛玉取りが1分間無料で、クリーニングついでに手軽に毛玉を取ることができますよ。
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毛玉防止ケア③ 衣類は毎日連続で着ない
ニット(セーター)やコートを連続で着用すると摩擦による毛羽も増えて、毛玉ができやすくなります。
特にお気に入りの衣類は連続で着てしまいがちですが、できるだけ日をあけて着用するようにしましょう。
毛玉防止ケア④ 衣類や上着のサイズに気をつける
自分の体型よりも小さいサイズのニット(セーター)の上に、さらに小さい上着を着ると摩擦が起きやすくなります。
また、ゆったりサイズのニットに、小さな上着を着ても同じように摩擦が起きやすいもの。
小さいニットを着るときは大きめの上着を、ゆったりサイズのニットを着るときはさらに大きめの上着を組み合わせると摩擦が起きにくくなります。
毛玉防止ケア⑤ 毛玉防止スプレーを使う
もし、おうちで簡単に毛玉防止のお手入れをしたいなら「毛玉防止スプレー」を使うのがおすすめ。
毛玉防止スプレーは、毛玉の原因でもある静電気を防ぐ効果があるので、毛玉ができにくくなります。ストッキングなどの「静電気防止スプレー」でも代用可能です。
毛玉防止ケア⑥ クリーニングで毛玉防止のケアをする
クリーニングで、毛玉を予防することもできます。
宅配クリーニング「リネット」のクリーニングオプション「ふんわり上質仕上げ」では、生地にトリートメント成分をたっぷりとコーティング。
衣類の繊維同士が絡みにくくなり、毛羽ができにくくなるので、結果として毛玉ができにくくなるのです。
ニットやコート、ふんわり仕上げたい獣毛類(カシミア等)に付けたいオプションです。
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まとめ
見つけるとつい取りたくなる毛玉ですが、毛玉取りは衣類の寿命を縮めることにつながります。
大切な洋服や高価な衣類の毛玉取りは、プロにお任せするのがベスト。これからは毛玉取りではなく毛玉を作らないケアを習慣にして、大切な衣類を守っていきましょう。