服別・洗い方

セーターやニットを縮ませない正しい洗い方・干し方と保管方法

冬に着用する機会の多かったセーターやニット。クリーニングに出す方も多いと思いますが、正しい方法で洗えばおうちでも洗うことができるんです。

でも、洗い方に注意しないと縮んでしまったり毛玉が発生したりして、次のシーズンに着用できなくなってしまうなんてことも……。

そこで今回は、リネットお洗濯アンバサダーの近藤さんに、おうちで出来るセーターやニットの洗い方を教えてもらいました。

セーターを洗うなら、まずは洗濯表示をチェック

おうちでセーターを洗うときに、まず気をつけて欲しいのが「洗濯表示」。

洗濯表示をしっかり確認しないまま洗ってしまうと、セーターが縮んでしまう可能性が高いので、水洗いが可能かどうかなど、必ず洗濯表示を確認するようにしてください。

また、洗濯表示は去年の12月から規格が変更となっています。今年購入したセーターは、表示が新しい規格になっている可能性も高いので、しっかりと確認してください。

洗濯表示について、詳しく知りたい方は新・洗濯表示についてのQ&Aをチェックしてくださいね。

洗濯表示が家庭での洗濯禁止になっている衣類や、スパンコールなどの装飾品や革がついているものは、おうちで洗うことが難しいので、クリーニングに出すことをおすすめします。

もう縮ませない!プロが教える正しいセーターの洗い方

洗い方に注意しないと、縮んでしまったり毛玉だらけになってしまうセーター。でも正しい洗い方を実践すれば、おうちでもしっかりと洗濯することができます。近藤さん直伝のおうちでのセーターの洗濯方法を紹介します。

セーターを洗うときに必要なもの

  • 風呂桶
  • おしゃれ着用洗剤
  • 畳んだセーターがぴったり入るサイズの洗濯ネット
  • 柔軟剤(使わなくてもOK。柔軟剤を使いたいという方は、規定量を守ってください)
  • ゴム手袋

セーターを洗うときのポイントは2つ

まずは、「おしゃれ着用洗剤」を使うこと、そして「手洗いで洗うこと」ことです。

このふたつを守らないと、服が傷んでしまったり、毛玉が発生してしまう可能性が高いので、必ず守ってください。

それでは早速、洗い方を紹介します。

セーターの洗い方

  1. まずはセーターをきれいに畳みましょう。そして、幅と厚みがぴったり収まるサイズのネットにセーターを入れてください。
     

  2. 風呂桶におしゃれ着用洗剤を規定量入れて、手でかき回してください。
    洗剤が入っているため、手が荒れてしまう可能性があるので、必ずゴム手袋などを着用してください。

  3. 次に、ネットに入れたセーターを風呂桶の中で優しく押し洗いしてください。汚れが気になる場合は10分ほどつけ置きしておきましょう。

  4. 風呂桶の中の水を捨て、セーターをネットに入れたまま洗濯機へ入れて、すすぎを行っていきます。洗濯機の設定の中で、「1番弱い設定」もしくは「弱脱水」で1分脱水を行います。

  5. 脱水が終わったら風呂桶に水とお好みで規定量の柔軟剤を入れて、もう一度押し洗いをしてください。
    このときに残り湯を使うのはNG。セーターやニットに雑菌がついてしまうので、必ず綺麗な水を使ってください。

  6. 桶の水を捨てて、もう一度「弱脱水」1分を行って、洗濯は終了です!

おうちで洗うのが難しいセーター(ニット)は?

おうちでのセーターの洗い方をご紹介しましたが、実はこの方法でもおうちで洗うことができないセーターやニットがあります。

  • 獣毛繊維(ウール、カシミヤ、アンゴラなど)のセーター
  • スパンコールのついたセーター
  • 革がついたセーター

上記のセーターやニットはデリケートな素材でおうちで洗うことが難しいので、クリーニングに出すことをおすすめします。

 

そして、セーターを洗うときに縮みと同じくらい注意して欲しいのが「毛玉」です。

洗い方に注意しないと毛玉だらけになってしまうなんてことも。おうちでの洗濯は取り扱いに注意しないと、服が傷んでしまって二度と着用できないこともあるので気をつけてくださいね。

 

ちなみに宅配クリーニング「リネット」では、毛玉取りを1分間無料で行っています。

宅配クリーニング「リネット」なら、24時間ネットで受付ができ自宅から出ずにクリーニングが完結するので、時間・労力がかからない上に自分の生活リズムに合わせてクリーニングを活用できます。

まだ、自宅にいたままクリーニングを利用されたことのない方は、宅配クリーニング「リネット」体験談を参考にしてみてくださいね。

セーターを洗ったあとはどう干せばいい?

セーターを干すときには、必ず「平干し」を行ってください。セーターやニットはハンガーを使って干すと、肩にハンガーの跡がついたり、袖や裾が伸びてしまうので、絶対に避けるようにしましょう。

セーターやニットを干すときには、「平干しネット」を使用するのがベスト。ネット通販や、100均などでも販売しているので、ひとつ持っておくと便利です。

でも、どうしても平干しハンガーがないという場合には、ソファーの背もたれやビーズクッションを使って干す方法がおすすめ。やり方は下記の通りです。

  1. ソファーの背もたれやビーズクッションにバスタオルを敷く
  2. その上に洗ったセーターを広げて置く
  3. 窓などを開けて、風通しをよくして干す

正しいセーターの保管方法

次のシーズンに安心して着用するためには、保管にも気をつけたいポイントがあります。それは「変色」と「虫食い」を防ぐことです。

セーターの変色を防ぐ保管方法

汗が残ったまま保管をしていたり、日光や蛍光灯などの紫外線に長時間当たった状態が続くと、衣類は変色してしまいます。保管前には必ず洗濯をして汗を落とし、紫外線に長時間当たることがないよう干してから、クローゼットで保管を行ってあげることがベスト。

セーターの虫食いを防ぐ保管方法

虫食いは、食べカスやシミの残留に虫が寄せつけられることで発生します。食べカスやシミに関しても、洗濯することで取り除くことができるので、やはりしっかりと洗浄することは重要です。

虫食いを防止するために、圧縮袋を使うのもおすすめ。密封して空気が入らない環境を作ることで、虫も入ってこられなくなります。また圧縮袋を使うことで、クローゼットにも洋服をたくさん収納できるようになります。

圧縮袋に入れた衣類は、袋から取り出して、スチームアイロンなどをかけてあげるとシワをしっかり取ることができます。

そして、セーターやニットを保管するときには、干すときと同様、ハンガーを使うのはやめましょう。伸びる原因になるので、必ずセーターやニットは畳んだ状態で保管してください。

セーターやニットは洗い方に気をつければ自宅でも縮まない!

セーターやニットの、自宅での正しい洗い方を紹介しました。

「おしゃれ着用洗剤を使うこと」「手洗いで洗うこと」の2つを守ることで、縮みや毛玉などのトラブルを防ぐことができます。また、セーターやニットを干すときは「平干し」にすることで、形崩れ防止に。さらに、保管方法にも気をつけることで、変色や虫食いも防いで次のシーズンもきれいに着られます。

ただし、デリケートな素材や装飾のついたセーターやニットは自宅洗いに適さないので、クリーニングに出すようにしてくださいね。

  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

メンドクサイお洗濯を「時短でラクにキレイにする」がモットー。

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