洗濯のお悩み

洗濯物のシワ予防策はこれ!簡単ですぐに実践できるポイント5選

せっかく洗濯できれいにしたのに、残ってしまう洗濯物のシワ。シワシワのまま着るのも嫌だけど、アイロンをかけるのも面倒……とモヤモヤしていませんか?

実は、洗濯機の設定や干し方次第で、シワのつき方が変わるんです。いつも「アイロンをかけなきゃ!」と思っていた衣類も、洗濯の仕方を工夫すればアイロンがけの手間が省けて、時短になるかもしれません。

この記事では、洗濯物のシワに悩む方のために、洗濯中にシワがつく原因や予防策、シワがついてしまったときの直し方をご紹介します。

洗濯物につくシワの原因は?

洗濯物にシワがついてしまう原因は、主に4つあります。

1:洗濯するときに洗濯物同士が絡まる

洗濯物同士が絡まってしまうと、絡まった部分がシワになりやすいです。特に、次のような衣類をそのまま洗濯すると絡まりやすくなってしまいます。

  • 紐のついた衣類
  • 長袖や長ズボン、タオルなど、長細い部分がある衣類
  • チャックやボタンなど引っかかるパーツがある衣類

また、洗濯機に衣類をパンパンに詰め込むと、洗濯物同士が絡まりやすくなります。

2:脱水・乾燥でかかる負担が大きすぎる

薄い衣類やデリケートな衣類は、脱水時間が長すぎたり、乾燥機にかけすぎたりすると、深いシワがついてしまいます。

また手洗いの場合でも、洗った後に雑巾のようにぎゅっと絞ってしまうと、そのままシワが定着してしまうことも。

3:洗濯後、シワシワのまま干している

洗濯機で洗った後の洗濯物は、ぎゅっと塊のようになっており、シワがついた状態です。

干さずに何時間も放置すると、どんどんシワが取れなくなってしまいます。

また、シワを伸ばさずに洗濯物を干すと、そのまま乾いてシワが残ってしまいます。

4:シワになりやすい衣類をたたんで保管している

洗濯方法に気をつけたり、アイロンでせっかくシワを伸ばしたりしても、保管中にシワがついてしまうことがあります。

例えば、シャツやブラウスなどの衣類をたたんで保管していると、シワになりやすいです。

洗濯物にシワがつくのを防ぐ方法

洗濯中についてしまうシワは、洗濯物の取り扱いや、洗濯機の設定次第で軽減させることができます。具体的なシワ予防のポイントを5つ、ご紹介します。

1:洗濯ネットに入れて洗濯する

細長い部分がある衣類や、デリケートな衣類は他の洗濯物と絡まりやすいため、洗濯ネットに入れるようにしましょう。

洗濯ネットを使う際は、次のポイントを守ることが大切! やみくもに洗濯ネットに放り込んでも逆効果になってしまうので、注意してくださいね。

  • 1つの洗濯ネットに1枚の衣類
  • 衣類のサイズに合った洗濯ネットを使う
  • きれいにたたんでから洗濯ネットに入れる

2:洗濯物の量は洗濯槽の容量の7〜8割に抑える

洗濯機で洗うときには、洗濯物をパンパンに詰めず、7〜8割の容量に抑えるようにしましょう。すると、洗濯槽内に余裕ができるので、洗濯物同士の摩擦が減ります。その結果、絡まりにくくなり、シワができるのを防ぐことができます。

3:洗濯機での脱水・乾燥を最低限にする

シワがつきやすい綿、麻、レーヨンなどの衣類や、夏物のシャツなどの場合は、洗濯機での脱水、乾燥機の使用を最低限にしましょう。

洗濯機の標準の脱水時間は5〜10分ほどですが、シワができやすい衣類は1分などの最短時間にしましょう。

洗濯機を使うときに次の手順をプラスすると、普段から無理なくシワ対策できますよ。

  1. 洗濯機の設定で、脱水時間を最短に設定してから、スタートボタンを押します。
  2. 脱水まで終わったら、シワになりやすい衣類だけ取り出します。
  3. 洗濯機で脱水時間を標準の時間(5〜10分ほど)に設定して、他の衣類を脱水します。

乾燥機もシワの原因になるので、シワがつきやすい衣類は乾燥機の使用を控えるのがおすすめ。乾燥機にかけたい場合は、30分ほど乾燥してから、残りは自然乾燥させるとよいです。

4:洗濯後はすぐにシワを伸ばして干す

洗濯後の衣類は放置せずに、洗濯機からすぐに取り出して干すようにしましょう。洗濯でついたシワが定着するのを防ぐことができます。

また、干すときには、シワを伸ばすことが大切。干す前に、衣類を両手で持って大きく振りさばき、大まかなシワを取りましょう。

その後ハンガーなどに吊るし、形を整えながら手で軽くパンパンと叩くと、細かなシワも取ることができます。また、縫い目を伸ばすことを意識すると、形崩れも予防できますよ。

5:シワがつきやすい衣類は吊るして保管する

次のような衣類は、たたんで保管するとシワがつきやすいので、吊るして保管がおすすめです。

  • シャツ、ブラウス、サテンやシルク素材の衣類
  • フリルがついているカットソー、ジャケット、アウター

また、ハンガーの形状にも気をつけましょう。衣類によっては、幅の薄い針金ハンガーなどに吊るすと、肩に跡がついてしまいます。シワではないですが形崩れに繋がるため、幅の厚いハンガーを使うようにしてください。

残念ながら洗濯物にシワがついてしまったときの対処法

ここまで、洗濯物にシワがつく原因や、予防方法をご説明してきました。ただ、ワイシャツやTシャツといった衣類は素材の特性上、どうしてもシワが残ってしまうことがあります。

 

ここからは、シワが残ってしまった衣類のシワの伸ばし方をご紹介していきます。

アイロンをかけてシワを伸ばす

スタンダードな方法ですが、シワ直しにもっとも効果的なのは、アイロンをかけることです。強めについたシワもきれいに伸ばすことができます。

特に、乾燥しきっていない状態でアイロンをかけると、シワが伸ばしやすいのでおすすめです。

アイロンをかける際は、洗濯表示のチェックも忘れずにしてくださいね。

入浴後の浴室に吊るしてシワを伸ばす

広範囲にシワがついてしまった場合、お風呂上がりの浴室に吊るしておくのがおすすめです。

蒸気が残った状態の浴室に、シワが気になる衣類を2時間くらい吊るしておきましょう。湿り気を帯びたら、浴室から出して乾かすと、シワを取ることができます。

アイロンをかけられない衣類のシワを伸ばしたい場合や、アイロンがない旅行先で使うと便利です。

霧吹きで湿らせてシワを伸ばす

部分的に気になる軽いシワがあった場合、霧吹きでも十分取り除くことができます。次の手順を試してみましょう。

  1. スプレーボトルに水を入れます。
  2. シワ部分に、1.で霧吹きをかけます。軽く湿る程度でOKです。
  3. シワ部分を手で軽く叩き、乾くまで置いておきます。

シワ予防は普段の洗濯から!シワがついたらアイロンや蒸気で直そう

洗濯物にシワがつく原因は、洗濯物の扱いや洗濯機の設定、干し方、保管方法などです。洗濯ネットを使ったり、洗濯機の設定を見直したり、洗濯後はすぐ干したりと、普段からシワをつけない洗濯方法を心がけましょう。

もしシワがついてしまった場合は、アイロンをかけて直すのが手っ取り早いです。もしアイロンがない場合は、入浴後の浴室の蒸気や、霧吹きを活用してシワを伸ばしましょう。

デリケートな服に深いシワがつくと、アイロンでも取れにくい場合があります。シワをつけたくない衣類は、クリーニングでケアするのもおすすめですよ。

  • この記事を書いた人

リネットマガジン編集部

リネットマガジンの編集・執筆担当。面倒くさがりの「ナマケモノ」ゆえに、効率よく省エネで生きることには熱心。 お洗濯がメンドクサイと思っている仲間のために、「時短で、ラクに、キレイになるリアルに使える洗濯術」を紹介しています。

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