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お気に入りをケアする 服のカビの原因と防止策「黒カビの取り方を洗濯とカビのプロが回答」

2021-03-03

衣類のカビとして有名な白カビと黒カビ。カビは色によってどんな違いがあるの? 対策に違いはある? カビの色の種類や衣類のカビ対策について株式会社衛生微生物研究センターの李 新一さんと、衣類ケアについてリネットのお洗濯アンバサダー近藤高史さんにそれぞれ教えてもらいました。

 

衣類のカビの原因「カビはうつるのではなく空気中から服に付着する」

まずは、株式会社衛生微生物研究センターの李 新一さんに衣類にカビが発生する原因を伺いました。

服にカビが発生するのはどうしてですか?

李さん「室内の空気1m³(1m×1m×1m)には、カビが数個から数千個浮遊しています。その空気中に浮遊しているカビが服に付着することが理由です。ただ、付着しただけではカビは目に見えないので、“カビが発生した”というのは、肉眼で見えるくらいカビが発育した状態ということになります」

カビが発生しやすい条件を教えてください。

李さん「カビが発生しやすい条件は、気温20〜30℃、最低限必要な湿度は70〜80%と言われていますが、気温や湿度の条件がそろうだけでカビが発生するわけではありません。汚れ×水分×気温の3つの条件がそろったときにカビが発生します

衣類を好むカビというのはありますか?

李さん「空気中に浮遊しているカビが衣類に付着するので、身の回りにいるカビが発生しやすいとは言えますが、衣類を好むということではないですね」

場所によって、空気中のカビの数は違うのですか?

李さん「土に近い場所に比べると、高層階の部屋の空気中のカビは多少は少ないと思います。ただ、空気中にカビはいるので条件がそろえばカビが生えますし、高層階の部屋はカビが生えにくいというレベルではないですね」

衣類のカビの色の違いは?服の白カビは落としやすく、黒カビは落としにくい?

引き続き、株式会社衛生微生物研究センターの李 新一さんに、衣類のカビの種類(色の違い)や洗濯しても落としにくいカビの種類などを伺いました。

衣類の白カビ、黒カビとよく聞きますが、カビの色による違いはありますか?

李さん「白カビ、黒カビというのは、白く見えるから白カビ、黒く見えるから黒カビと呼んでいるだけで、正式名称ではありません。例えば、青色や緑色のカビは、発育の段階によっては、白く見えるものもあります。顕微鏡で見ない限りは、それが何の種類のカビかははっきりとは見分けられません」


白カビより黒カビの方が落としにくいというイメージがありますがどうですか?

李さん「黒く見えるカビの方が発育が進んでいるということが考えられます。カビは発育が進むと繊維の奥まで根を張るため、落ちにくいということがあるでしょう。

いずれにせよ、カビが目で見える段階というのはかなり発育が進んでいる状態です。カビは一度生えてしまうと完全に取り除くのは難しく、取り除いたように見えても繊維の奥まで入り込んでいることもあります。まずは、カビを発生させないことが大切です。カビの色が違っても、対策は同じです」

「カビ臭い」とよく言いますが、臭いはどうですか? 

李さん「カビにも臭いが発生しますが、一般的に言われている“カビ臭い”という臭いは、雑菌の臭いだと思います。1日も経てば洗濯物から生乾きの臭いが発生した経験はあると思いますが、カビはかなり発育が進まないと臭いません。また、実際にその臭いがカビの臭いかはわからないと思いますね」

衣類の4つのカビ対策「服のカビ防止策と黒カビの取り方(洗濯・クリーニング)」

カビはまず発生させないことが大切ということですが、対策を教えてください。

李さん「カビは、汚れ×水分×気温の3つの条件がそろったときに発生します。この条件を取り除くことが対策の基本です。気温はコントロールしにくいので、とくに汚れと水分に注意するといいでしょう。カビの色が違っても対策は同じになります」

衣類のカビ対策①汚れはしっかり落とす。粉洗剤を使って、すすぎ2回がおすすめ

李さん「汚れの中でもカビが好むのは、タンパク質と糖質。飲み物や食べ物、皮脂の汚れなどがついている服はカビの発生リスクを高めるので気をつけましょう。一度袖を通した服は、見た目は汚れていなくても、保管する前は洗った方がいいでしょう。また、カビはもともと土の中が生息場所なので、土汚れはカビの大好物。泥のついた衣類や靴下などは、きれいに洗い落としてください」

リネット近藤さん「衣類の汚れを落としたいなら、皮脂汚れに強い、弱アルカリ性の粉末洗剤を使うのがおすすめです。液体洗剤やキューブ型洗剤は中性のものが多く、汚れを落とす力が弱いためです。また、すすぎ1回モードや時短モードだと汚れがしっかり落ちないので、すすぎは2回するようにしましょう」

汚れが気になるときは、粉洗剤がいいんですね。

リネット近藤「ただ、家庭用の洗剤や洗濯機では取りきれない汚れもあります。衣替えなど長期間保管する前には、お気に入りの衣類はクリーニングをおすすめします。リネットのクリーニングでは専用の溶剤とたっぷりの水で洗うので、汚れをきれいに落としてくれますよ」

衣類のカビ対策②洗濯物はしっかり乾かす。衣替えは晴れの日に

李さん「衣類のカビ対策で特に気をつけたいのが、水分です。汗や雨に濡れた衣類をよく乾かさずにしまっていたり、生乾きの衣類を密閉した収納ケースにしまっていませんか? 曇りの日などに洗濯して、取り込んだときに服がしっとりしているなと感じたら湿気を含んでいるので気をつけてください。湿気を含んだまま密閉した場所に保管していると、水分が蒸発せずに湿った状態が続くので、カビが発生しやすくなります」

しっとりしている洗濯物は要注意ですね。

李さん「服が多少湿っていても、風通しのいいところに吊るしていれば自然と乾いてカビが発生することも少ないと思いますが、衣替えのときなど長期間保管する衣類は、しっかり乾かしてから保管しましょう」

衣類のカビ対策③保管環境も大切。クローゼット・押し入れは定期的に換気をして

保管環境も湿気をこもらせない工夫が大切です。

リネット近藤「湿度が高くなるとカビが発生するリスクが高まるため、週に1回を目安に換気するのが理想です。除湿剤を使ったり、扇風機の風を数分程度当てて湿気を取るのもいいでしょう」

リネットでは、お洋服を送るだけでクリーニングと保管もしてくれる「リネットプレミアムクロークという保管サービスも。最適な環境でお洋服を保管したい方やクローゼットを広々使いたい方などは、検討してみては?

衣類のカビ対策④黒カビの取り方はつけおき洗いで!ダメならクリーニングに

最後に、衣類にカビがついてしまったときはどうすればいいですか?

李さん「酸素系漂白剤でつけおきしてから、洗うといいでしょう。ただ、黒カビは繊維の奥まで入り込んでいてかなり落としにくくなっています。洗濯して落ちたように見えても実際には残っていて、時間が経つとカビが発生してしまうこともあります。繰り返しになりますが、まずはカビを発生させないよう予防を徹底してください!」

衣類のカビ対策のポイント
①カビは落ちにくい。発生させない予防策を
②泥汚れや食べ物汚れ、皮脂汚れは注意
③汚れを落とし、しっかり乾かしてから保管する

今回は衣類のカビの色の違いや、カビ対策について紹介しました。自宅でのケアやクリーニングを上手に使って、カビを防いでくださいね。

撮影/sono スタイリング/伊賀瀬

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